管理栄養士の過去問
第37回
午前の部 問85

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問題

第37回 管理栄養士国家試験 午前の部 問85 (訂正依頼・報告はこちら)

日本人の食事摂取基準(2020年版)において、集団内の半数の者に不足または欠乏の症状が現れうる摂取量をEARの算定根拠とした栄養素である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • たんぱく質
  • ビタミンB2
  • ナイアシン
  • カルシウム

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この過去問の解説 (3件)

01

日本人の食事摂取基準(2020年版)についての問題です。

選択肢1. たんぱく質

集団内の半数の者で体内量が維持される摂取量が算定根拠です。

選択肢2. ビタミンB2

集団内の半数の者で体内量が飽和している摂取量をもって推定平均必要量と算定しています。

選択肢3. ナイアシン

正答です。

集団内の半数の者に不足又は欠乏の症状が現れ得る摂取量をもって推定平均必要量としています。

選択肢4. カルシウム

集団内の半数の者で体内量が維持される摂取量をもって推定平均必要量とした栄養素です。

選択肢5. 鉄

要因加算法を用いて算定されています。

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02

EAR(推定平均必要量)は、当該集団に属する50%の者が必要量を満たすと推定される摂取量です。

EARは摂取不足の回避が目的ですが、「不足」の定義は栄養素によって異なる為、栄養素ごとに理解しておく必要があります。

選択肢1. たんぱく質

集団内の半数の者で体内量が維持される摂取量をEARとしています。

同じ算定根拠としているものには、ビタミンB6、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅、モリブデンがあります。

選択肢2. ビタミンB2

集団内の半数の者で体内量が飽和している摂取量をEARとしています。

同じ算定根拠としているものには、他にビタミンB1があります。

選択肢3. ナイアシン

正解です。

集団内の半数の者に不足または欠乏の症状が現れ得る摂取量をEARとしています。

同じ算定根拠としているものには他に、ビタミンA、ビタミンB12、葉酸、ナトリウム、ヨウ素、セレンがあります。

選択肢4. カルシウム

たんぱく質と同様、集団内の半数の者で体内量が維持される摂取量をEARとしています。

選択肢5. 鉄

要因加算法を用いて算定されています。

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03

EARはある対象集団において測定された必要量の分布に基づき、母集団における必要量の 平均値の推定値を示すものとして定義されています。

選択肢1. たんぱく質

たんぱく質は集団内の半数の者で体内量が維持される摂取量をもってEARとした栄養素です

選択肢2. ビタミンB2

ビタミンB2は集団内の半数の者で体内量が飽和している摂取量をもってEARとした栄養素です。

選択肢3. ナイアシン

正しいです。ほかにビタミンA、ビタミンB12、葉酸、ナトリウム、ヨウ素、セレンがあります。

選択肢4. カルシウム

カルシウムは集団内の半数の者で体内量が維持される摂取量をもってEARとした栄養素です。

選択肢5. 鉄

鉄は要因加算法を用いて算定されています。

まとめ

日本人の食事摂取基準について理解しておきましょう。

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