管理栄養士の過去問
第37回
午前の部 問86
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問題
第37回 管理栄養士国家試験 午前の部 問86 (訂正依頼・報告はこちら)
成長による身体的変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 身長は、幼児期に発育急進期がある。
- 脳重量は、6歳頃に成人の90%以上になる。
- 肺重量は、12歳頃に成人のレベルになる。
- 胸腺重量は、思春期以後に増大する。
- 子宮重量は、10歳頃に成人のレベルになる。
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この過去問の解説 (3件)
01
成長による身体的変化については、スキャモンの発育曲線を抑えておくとよいでしょう。
身長や体重、骨格筋量は、スキャモンの発育曲線では「一般形」といわれます。
身長の発育急進期は「生後~乳幼児期」と「思春期」の2回あります。
正しいです。
神経型=脳や脊髄、視覚器などの神経系や感覚器系の成長は、出生後から急激に上昇し、6歳頃に成人の90%以上になります。
肺重量は20歳ごろで最大となります。
胸腺などの「リンパ型」の成長は、思春期に最大となり、その後減少します。
「生殖型」の成長は出生後しばらく横ばいであり、思春期頃から増大します。
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02
身体の発育は、臓器によっても、時期によっても一様ではないことを模式的に表したものにスキャモンの発育曲線があります。
体組織の発育を20歳の発育を100として各年齢における百分比で表し、4型に分類しています。
一般型:頭径以外の全身の外形計測値、呼吸器、腎臓、心臓、大動脈、脾臓、筋肉全体、骨全体、血液量
神経系型:頭径、脳、脊髄、視覚器
生殖器型:精巣、卵巣、精巣上体、子宮、前立腺
リンパ系型:胸腺、リンパ節、間質性リンパ組織
となっています。
スキャモンの発育曲線を理解しておきましょう。
誤りです。
身長は一般型にあてはまります。
身長は乳児期、思春期に発育急進期があります。
正しいです。
脳重量は神経系型にあてはまります。
脳重量は、6歳頃に成人の90%になります。
誤りです。
肺重量は一般型に分類され、乳児期、思春期に発育急進期があり、20歳頃に最大となります。
12歳頃に成人のレベルになるのは、神経系型です。
誤りです。
胸腺重量はリンパ型系に分類され、思春期にピーク達しその後減少します。
思春期以後に増大するのは、生殖器型です。
誤りです。
子宮重量は生殖器型に分類され、20歳頃で最大となります。
10歳頃に成人のレベルになるのは、神経系型です。
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03
スキャモンの発育曲線は一般型、神経型、生殖型、リンパ型に分けられます。
身長は乳児期、思春期に発育急進期があります。
正しいです。
脳重量は神経型に当てはまります。
肺重量は20歳ごろに最大になります。
生殖型は、思春期以後に増大する。
胸腺重量はリンパ型に当てはまります。
子宮重量は20歳頃に最大になります。
スキャモンの発育曲線について理解しておきましょう。
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