管理栄養士の過去問
第37回
午前の部 問89
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第37回 管理栄養士国家試験 午前の部 問89 (訂正依頼・報告はこちら)
出生による胎児循環から新生児循環への変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 肺胞は、縮小する。
- 肺静脈は、萎縮する。
- 動脈管は、拡張する。
- 左心房内圧は、低下する。
- 卵円孔は、閉鎖する。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
この問題では、胎児循環と新生児循環の違いを理解しておく必要があります。
肺胞は、拡大します。
出生に伴い肺でのガス交換が開始されるため、肺胞が拡大します。
肺静脈は、拡張します。
呼吸の確立とともに肺血流が増加します。
動脈管は、閉鎖します。
酸素飽和度が高まると収縮する特徴があり、動脈管は閉鎖します。
動脈管が開いたままでは、肺に血液が送られません。
左心房内圧は、上昇します。
胎盤の血流が減少し、右房への血液還流を減少させます。
すると、右心房内圧が低下し左心房内圧が上昇します。
正しいです。
卵円孔とは胎児期の心臓に存在する穴のことです。
肺機能していないため、左心房と右心房を卵円孔がつなぐことで、血液の循環が行われています。
肺機能、呼吸の開始とともに自然に閉鎖します。
参考になった数13
この解説の修正を提案する
02
胎児循環、新生児循環についての問題です。
出生し、呼吸が開始するとともに、肺胞が増加していきます。
肺循環が開始し、肺静脈は拡張します。
肺動脈と大動脈をつなぐ動脈管は不要となり、閉鎖します。
胎盤循環が終息し、体血圧の上昇により、左心房内圧は上昇します。
正しいです。
卵円孔とは、右心房と左心房の壁(心房中隔)に空いている穴のことです。
通常、生後自然に閉鎖します。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
03
胎児期の循環は胎児循環とよばれ、胎盤で酸素化が行われているため肺循環の必要性が少ないことが特徴です。
肺胞は拡大します。
肺静脈は拡大します。肺循環が開始するためです。
動脈管は退化し、動脈管索となります。
左心房内圧は、上昇します。体血圧の上昇によるためです。
正しいです。
生後、自然に閉鎖します。
胎児循環から新生児循環への変化について理解しておきましょう。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問88)へ
第37回問題一覧
次の問題(問90)へ