管理栄養士の過去問
第37回
午前の部 問91
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問題
第37回 管理栄養士国家試験 午前の部 問91 (訂正依頼・報告はこちら)
更年期の生理的変化に関する記述である。減少または低下するものとして、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌量
- プロゲステロンの分泌量
- 卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌量
- 黄体形成ホルモン(LH)の分泌量
- 血中LDLコレステロール値
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この過去問の解説 (3件)
01
更年期の生理的変化に関する問題です。
更年期になると卵巣からのエストロゲン・プロゲステロン分泌が減るため、これを増やそうと性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌量が増加します。
正しいです。
プロゲステロンの分泌は減少します。
性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌増加に伴い、卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌は増加します。
性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌増加に伴い、黄体形成ホルモン(LH)の分泌は増加します。
エストロゲンにはLDLコレステロールの生成抑制や、体内での回収を促進する効果がありますが、更年期にはエストロゲンの分泌が減るため、LDLコレステロール値は上昇します。
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02
更年期の卵巣では卵胞数が減少し、下垂体からの排卵を促すホルモン刺激に十分に反応しなくなります。
更年期で変化するホルモンについて理解しておく必要があります。
卵胞数の減少に伴い、卵巣由来の循環血液中のエストロゲン量が減少するため、ネガティブフィードバックにより、性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌量は増加します。
正解です。
排卵が起こらなくなるため、排卵後の卵巣で黄体から分泌されていたプロゲステロン分泌量は減少します。
エストロゲン量が減少するため、ネガティブフィードバックにより、卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌量は増加します。
エストロゲン量が減少するため、ネガティブフィードバックにより、黄体形成ホルモン(LH)の分泌量は増加します。
エストロゲンにはHDLコレステロールを上昇させ、LDLコレステロールを低下させる作用があります。
閉経によって卵巣からのエストロゲン分泌がほとんどみられなくなるため、血中LDLコレステロール値は増加します。
更年期では脂質代謝の変化の影響もあり、虚血性心疾患のリスクが上昇します。
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03
更年期の生理的変化として卵巣機能の低下により、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌量が減少します。
性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌量は増加します。
正しいです。
更年期には女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの分泌量が徐々に減っていきます。
卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌量は上昇します。
更年期で閉経後の場合には女性ホルモンの分泌が急激に減少するため、FSHは高値になります。
黄体形成ホルモン(LH)の分泌量は上昇します。
エストロゲン分泌低下によるポジティブフィードバックにより下垂体から分泌されるLHが増加します。
血中LDLコレステロール値は上昇します。
閉経によりエストロゲンが低下し、LDLコレステロールが増えやすくなります。
そのため内臓脂肪型肥満や高血圧のリスクが上がります。
更年期の生理的変化について理解しておきましょう。
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