管理栄養士の過去問 第37回 午前の部 問94
この過去問の解説 (3件)
老年症候群にみられる症候と、その評価法に関する問題です。
BI(Barthel Index:バーセルインデックス)は、ADLの評価に用いられます。
嚥下機能障害の評価方法には、RSST(Repetitive saliva swallowing test:反復唾液嚥下テスト)や水飲みテストなどがあります。
DESIGN−R®は、褥瘡の評価ツールです。
うつ病の評価方法には、簡易抑うつ症状尺度(QIDS-J)などがあります。
FIM(Functional Independence Measure:機能的自立度評価法)は、ADLの介助量の評価を行うための方法です。
褥瘡の評価方法にはDESIGN−R®があります。
RSST(反復唾液嚥下テスト)は、嚥下機能のスクリーニングに用いられます。
転倒のリスク評価方法には、バーグバランススケール(BBS)や、Time UP & Goテスト(TUG)などがあります。
正しい組合せです。
MMSE(ミニメンタルステート検査)は、認知機能障害の評価に用いられます。
老年症候群とは、高齢期に現れる、日常生活の障害になる身体的および精神的小症状や不具合、疾患をのことで、多くの病因が影響しあっています。
偏った食生活も老年症候群のリスクと考えられています。
それぞれの評価法を理解しておきましょう。
BI(Barthel Index)は、ADLの評価法です。
10項目で構成された比較的簡素でわかりやすい評価法です。
嚥下機能障害の評価法には
RSST(反復唾液嚥下テスト):30秒での空嚥下の回数をカウント
VF(嚥下造影検査):X線で透視して嚥下を観察
VE(嚥下内視鏡検査):内視鏡で嚥下を観察
などがあります。
DESIGN-R®は、褥瘡の評価法です。
重症度、経過の評価に用います。
うつの評価法には
QIDS-J(簡易抑うつ症状尺度):設問に答えて重症度を評価
GDS15(老年期うつ秒評価尺度):うつのスクリーニングに使用
などがあります。
FIMは、ADLの評価法です。
機能的自立度評価法ともいい、世界で広く用いられています。
褥瘡の評価法には、DESIGN-R®や
NPUAP分類:褥瘡の深達度の評価
ブレーデンスケール:褥瘡の発生予測
があります。
RSSTは、嚥下機能の評価法です。
転倒の評価法には
BBS(バーグバランススケール):作業中のバランスの評価
FRE(ファンクショナルリーチテスト):立位でどれだけ前方にてを伸ばせるかの評価
FSST(フォーススクエアステップテスト):障害物を超えてステップする速さの評価
などがあります。
正しい組合せです。
MMSE(ミニメンタルステータステスト)は、幅広い認知機能評価をし、高次脳機能障害に関して評価することができます。
他に認知機能障害を評価する方法として、HDS-R(長谷川式簡易知能評価スケール)があり、最も多く用いられいる方法で、記憶力に関する項目があります。
老年症候群における症候と評価方法について理解しておきましょう。
BIはADLの評価に用いられます。
食事、移乗、整容、トイレ動作、入浴、歩行、階段昇降、着替え、排便コントロール、排尿コントロールの10項目の基本的な日常生活の能力を点数化して、ADLの評価を行うスケールです。
DESIGN─R®は褥瘡の評価に用いられます。
褥瘡評価ツール「DESIGNR」の7つの項目のアセスメント結果に基づき、治療の流れを決めていきます。
FIMはADLの評価方法です。
機能的自立度評価表です。
RSSTは誤嚥の評価法です。
30秒内に空嚥下を何回できるかを評価します。
正しいです。
認知機能障害を併発する精神疾患患者さんのスクリーニングを目的として開発されたものです。
老年症候群における症候と評価方法について理解しておきましょう。
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