管理栄養士の過去問 第37回 午後の部 問5
この過去問の解説 (3件)
動機づけ面接とは、クライアント本人が変わりたい方向を見つけ、その方向に変わろうとするクライアントを支援する方法です。
動機づけ面接では、チェンジトークを引き出すことが重要となります。
チェンジトークとは、「〇〇したい」「このままだと〇〇だ」のように、クライアント本人の「変化しようとする発言」のことです。
「食生活を改善できる気がしない」と発言しており、現在の食生活から「変化しよう」という意思がないためチェンジトークには当てはまりません。
「居酒屋に寄ること」から「変化しよう」という意思がないため、チェンジトークには当てはまりません。
「食事が不規則になる」ことから「変化しよう」という意思がないため、チェンジトークには当てはまりません。
「できることを考えてみる」という「変化しようとする発言」のため、チェンジトークに当てはまります。
「今は仕事を頑張ろうと思っています」という発言から、現在の状態から何かを「変化しよう」という意思は読み取れないため、チェンジトークには当てはまりません。
チェンジトークには種類があり、それぞれの頭文字をとって「DARN-C」と呼ばれています。
Desire(願望):できるようになりたい・変わりたいという変化への希望
Ability(能力):変化できる、という能力や自信があるという楽観的な見通し(過去の成功体験など)
Reason(理由):変化によって得られるメリット
Need(必要):変化しないことへの心配、懸念
Commitment(約束):変化に必要となる行動の、具体的な計画や考え
選択肢の内容がチェンジトークか否か迷ったときには、上記の種類に当てはまるかどうかも考えて判断してみましょう。
栄養カウンセリングにおいては、動機づけ面接の考え方が大切になります。
チェンジトークとは、対象者自らが変わろうとする発言のことです。
一方で、自分が変わることに抵抗を示す発言を維持トークといいます。
維持トークにあたります。
居酒屋に寄るという習慣を変える気持ちはくみ取れず、チェンジトークとはいえません。
変わらないことを肯定しており、維持トークにあたります。
変わろうとする意識が読み取れる発言であり、チェンジトークにあたります。
食生活を変えられるような望ましい行動につながる発言ではなく、チェンジトークにはあたりません。
動機づけ面接とは、クライエントの自身望ましい行動ができるよう動機づけを強める支援の方法です。
チェンジトークとは、クライエントが自らの行動変容したいという意思を示す発言で、行動や考え方が変わるきっかけとなります。
「仕事が忙しくて、食生活を改善できる気がしません」という発言は、クライエントが自らの行動を変容したいという意思を示す発言にはあたりません。
行動変容に対抗する発言で、維持トークといいます。
居酒屋に寄ることは、行動変容したいという意思ではありません。
「食事が不規則になるのは仕方ない」という発言は行動変容に抵抗する発言で、維持トークにあてはまります。
チェンジトークに該当します。
「忙しい中でも、できることを考える」という行動変容したいという意思にあてはまります。
「今は仕事をがんばる」ということは、食生活改善の行動変容に抵抗する発言のため、維持トークにあてはまります。
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