管理栄養士の過去問
第37回
午後の部 問48
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問題
第37回 管理栄養士国家試験 午後の部 問48 (訂正依頼・報告はこちら)
食事バランスガイドに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 食育推進基本計画を具体的に行動に結びつけるものである。
- 運動の重要性が示されている。
- 摂取すべき水分の量が示されている。
- 菓子は主食に含まれる。
- 1食で摂るサービング(SV)の数が示されている。
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この過去問の解説 (3件)
01
農林水産省・厚生労働省・文部科学省により策定された食生活指針を行動に結びつけるものです。
正しいです。
コマを模したイラストの上に「走る人」が描かれており、コマを安定して回転させるためには運動が重要であるということを表現しています。
コマの軸が水分で表されていますが、摂取すべき量は示されていません。
菓子は主食には含まれません。
嗜好飲料とともに「コマのひも」で表されています。
1日当たりのサービング(SV)の数が示されています。
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02
食事バランスガイドとは、一日に「何を」「どれだけ」食べたらよいのかを、コマの形と料理のイラストで表現したものです。
コマをイメージとして描くことで、食事バランスが悪くなると倒れてしまうことを表現しています。
1食ではなく、1日の食事の望ましい組み合わせとおおよその量が示されていることに注意しましょう。
食事バランスガイドとは、食生活指針を具体的に行動に結びつけるものです。
食生活指針は「健康で豊かな食生活の実現」を目的に策定されました(平成12年)。
その後、厚生労働省と農林水産省(共同)によって、食生活指針を具体的に行動に結びつけるものとして「食事バランスガイド」が策定されました(平成17年)。
食事バランスガイドの上部には、コマの上を走っている人が描かれています。
これは、「運動することによってコマが安定して回転する」ということを表現しています。
そのため、「運動の重要性が示されている」という選択肢は正しいです。
食事バランスガイドには、摂取すべき水分の量は示されていません。
水分はコマの軸とし、食事の中で欠かせない存在であることを強調しています。
食事バランスガイドに描かれているコマは、以下の5つの料理グループに区分されています。
①主食 ②副菜 ③主菜 ④牛乳・乳製品 ⑤果物
菓子は主食のグループには含まれず、嗜好飲料とともにコマのヒモで表現されています。
1食ではなく、1つの料理グループで摂るサービング(SV)の数が示されています。
たとえば、主食の料理グループであれば1日に5~7SV摂ることを目安としています。
このサービング(SV)とは、目安となる料理量の単位となります。
主食ですと、おにぎり1個や食パン1枚がそれぞれ1SV、うどん1杯が2SVとなります。
まとめ
食事バランスガイドの設問は、文字の解説だけではなく、実際にイラスト全体を確認しながら復習していきましょう。
そうすることで、イラストとともに内容が記憶に定着し、食事バランスガイドの設問に取り組みやすくなります。
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03
食事バランスガイドとは、1日に「何を」「どれくらい」「どれだけ」食べたらよいかを考える参考になるよう、食事の組み合わせ、おおよその量をイラストで分かりやすく示したものです。
コマのイラストに描かれています。
食事バランスガイドは、厚生労働省・農林水産省の協同により2005年に策定されました。
食生活指針を具体的に行動に結びつけるものです。
食生活指針とは、農林水産省・厚生労働省・文部科学省が共同で策定した、望ましい食生活のあり方を示した指針です。
正しいです。
コマは回転(運動)させることで安定することを表しています。
コマの上部に、走る人が描かれています。
摂取すべき水分の量は示されていません。
コマの芯は水やお茶を表していて、水分摂取の重要性を強調していますが、水分量までは描かれていません。
菓子は主食に含まれません。
菓子・嗜好品はコマの「ひも」の部分で表されています。
1日で摂るサービング(SV)の数が示されています。
1日に十分な摂取が望まれる主食(5~7SV)、副菜(5~6SV)、主菜(3~5SV)の順に上から並べ、
牛乳・乳製品(2SV)、果物(2SV)を同程度として並列し、
区分ごとに料理として表現してあります。
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