管理栄養士の過去問 第37回 午後の部 問50
この過去問の解説 (3件)
変動係数とはデータのばらつきを表す係数であり、以下の式で求めます。
変動係数=標準偏差÷平均値
これに当てはめてそれぞれ計算していきます。
594 ÷ 1903 = 0.31213…
25.1 ÷ 71.4 = 0.35154…
7.8 ÷ 28.6 = 0.27272…
6.0 ÷ 6.3 = 0.95238…
71 ÷ 94 = 0.75531…
以上の結果より、変動係数が最小のものは「脂肪エネルギー比率(%E)」です。
標準偏差では1つのデータのばらつきについて知ることは可能ですが、平均や単位の異なる2つ以上のデータのばらつきを比較するには十分ではありません。
たとえば、エネルギーとたんぱく質では平均値や単位が異なり(2000kcalと50kgなど)、平均値の大きいエネルギーの方が標準偏差が大きくなる可能性が高くなるためです。
そのため、このような場合には「変動係数」を用います。
変動係数はデータのばらつきの度合いを示す統計指標です。
変動係数 = 標準偏差 ÷ 平均値 で求められます。
594 ÷ 1903 = 0.31213…
25.1 ÷ 71.4 = 0.35154…
7.8 ÷ 28.6 = 0.27272…
こちらが最小となります。
6.0 ÷ 6.3 = 0.95238…
71 ÷ 94 = 0.75531…
変動係数はデータのばらつきの度合いを示す指標で
変動係数 = 標準偏差 ÷ 平均値
で求められます。
それぞれ計算し、最小のものが正解となります。
エネルギーの変動係数は
594 ÷ 1903 = 0.312…
です。
たんぱく質の変動係数は
25.1 ÷ 71.4 = 0.351…
です。
脂肪エネルギー比率の変動係数は
7.8 ÷ 28.6 = 0.272…
です。
ビタミンB12の変動係数は
6.0 ÷ 6.3 = 0.952…
です。
ビタミンCの変動係数は
71 ÷ 94 = 0.755…
です。
それぞれ求めた変動係数を比較すると、最小のものは脂肪エネルギー比率となります。
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