問題
野菜を残さず食べることを目的とした、3~5歳児向けの食育の内容である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
保育所保育指針において、保育所における食育は、健康な生活の基本としての「食を営む力」の育成に向け、その基礎を培うことを目標としています。
本問では野菜を残さず食べることを目的とした3〜5歳児向けの食育を考えていきましょう。
不適です。
栄養を学ぶことは幼児期には困難です。
また、野菜を残さず食べるという目標に繋がっていません。
不適です。
実物の野菜を使用することは関心を持ってもらうきっかけになりますが、野菜量を学ぶことは難しいと言えます。
さらに、野菜を残さず食べるという目標に繋がっていません。
不適です。
本問での目的は野菜を残さず食べることであり、旬の野菜を食べることは目標に繋がっていません。
適切です。
保育所保育指針には、子どもが生活と遊びの中で、意欲をもって食に関わる体験を積み重ね、食べることを楽しみ、食事を楽しみ合う子どもに成長していくことを期待するものと記載されています。
野菜を育てることで野菜に関わる体験を積み、楽しさを感じてもらうことで野菜を残さず食べるという目標の達成につなげることができます。
管理栄養士資格の分野外ではありますが、保育所保育指針の内容も押さえておきましょう。
保育所における食育は、健康な生活を基本としての「食を営む力」の育成に向け、その基礎を培うことを目標としています。
この問題では野菜を残さず食べることを目的としています。
栄養を学ぶことは、学童期に適しています。
野菜を残さず食べることにはつながりません。
1日に必要な野菜量を学ぶことは、学童期に適しています。
野菜を残さず食べることにつながりません。
旬の野菜を知ることは、野菜を残さず食べることにつながりません。
適切です。
幼児期は栽培、収穫、調理を通して食べ物に触れ始める時期です。
保育所保育指針では、「子ども自らの感覚や体験を通して、自然の恵みとしての食材や調理する人への感謝の気持ちが育つように、子どもと調理員とのかかわりや、調理室など食に関わる保育環境に配慮すること」としています。