管理栄養士 過去問
第39回
問109 (午後の部 問12)
問題文
K女子高校で「やせ」をテーマとした食育を、全校生徒を対象に実施することになった。効果的な実施方法として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
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問題
管理栄養士試験 第39回 問109(午後の部 問12) (訂正依頼・報告はこちら)
K女子高校で「やせ」をテーマとした食育を、全校生徒を対象に実施することになった。効果的な実施方法として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- 養護教諭が、過度なダイエット行動の危険性について動画を作成し、視聴を勧める。
- 教育委員会の栄養教諭が、簡易な食事記録用紙を作成し、生徒に配布する。
- 家庭科クラブの生徒が、家庭科教員のレクチャーを含めたワークショップを企画し実施する。
- 生徒会が、やせ防止に関するポスターコンテストを開催し、入賞作品を食堂に掲示する。
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この過去問の解説 (2件)
01
食育を効果的に実施するためには、対象者が主体的に参加することが大切です。
対象者が自分の課題に気付き、自発的に行動変容に移れるような仕組みを作りましょう。
不正解。
視聴を進めるだけでは行動変容を期待できません。
また、養護教諭から一方的な知識の伝達となるため、対象者の主体的な参加は望めません。
不正解。
食事を記録して貰う前に知識の伝達が必要となります。
予備知識なしで漠然と食事を記録するだけでは、自分の課題に気付けない生徒がほどんどでしょう。
正解。
家庭科教諭からの知識の伝達、並びにワークショップによる対象者の主体的な参加が期待できます。
食育の効果的な実施方法として適切です。
不正解。
ポスターを作り掲示するだけでは知識の伝達で終わってしまい、行動変容に繋がりにくいです。
食育では、対象者が主体的に行動することが大切となります。
対象者が参加したくなるような企画をし、その過程で知識の伝達・課題の洗い出しを行いましょう。
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02
食育の実施によって効果を期待するためには、知識を伝えるのみではなく、
対象者が自分自身の問題に気づき、必要に応じて行動を改善しようとする意識を起こさせることが必要です。
ここでは、食育を受けた対象者が行動変容を起こせるかまでを想定した内容となっているかがポイントとなります。
視聴を勧めるのは知識の伝達のみであり、その後の行動変容の期待が想定されていません。また、視聴の実施は個々人に任されており、全員対象とした食育とは言いづらいため、不正解です。
食事記録用紙の配布により行動は変容するかもしれませんが、まず知識の伝達がないため、不正解です。
家庭科教員のレクチャーにより知識の伝達が行われ、ワークショップという参加型の食育により必要に応じた行動変容を期待できます。よって正解です。
ポスターコンテストの開催と食堂掲示は知識の伝達のみであり、効果的とは言えません。よって不正解です。
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