2級管工事施工管理技士 過去問
平成30年度(2018年)前期
問40 (4 問40)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 平成30年度(2018年)前期 問40(4 問40) (訂正依頼・報告はこちら)

保温、保冷及び塗装に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 保温施工において、ポリエチレンフィルムは、保温材の脱落を防ぐために使用する。
  • 保温の厚さとは、一般的に、保温材、外装材、補助材のうち保温材自体の厚さのことである。
  • ポンプ廻りの防振継手は、原則として、保温を行わない。
  • 配管の塗装仕上げには、一般的に、合成樹脂調合ペイント等が使用される。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は1
 
問題.1  適当でない。保温施工において、ポリエチレンフィルムは、保温材の脱落を防ぐために使用する。 ⇒ポリエチレンフィルムは、保温目的でなく、防湿目的で施工します。また、保温材の脱落を防ぐために使用する部分も正しくない。

解説として、ポリエチレンフィルムは強度の高い材料ではないので、一度、外装にアルミテープかアルミガラスクロスを巻いて保護して鉄線や粘着テープで固定し脱落を防止する。

問題.2  設問は正しい

問題.3  設問は正しい⇒頻出問題、おぼえましょう。

問題.4  設問は正しい

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02

保温、保冷及び塗装に関する問題です。

選択肢1. 保温施工において、ポリエチレンフィルムは、保温材の脱落を防ぐために使用する。

保温施工において、ポリエチレンフィルムは、配管の結露防止に使用する

 

ポリエチレンフィルムは、保温補助材です。

ポリエチレンフィルムは、ポリエチレン樹脂をフィルム状に成形した保温補助材で、水蒸気を通さず高い防湿層として使われます。冷温水配管など、結露のおそれのある配管に巻いたり、浴室や厨房のような多湿箇所や暗渠での施工時に使用されます。

 

冷水や給水のような低温配管や機器の保温施工では、保温材の厚さとともに、透湿防止剤のポリエチレンフィルムの巻き方や吊り支持部、管端処理方法などが重要になります。

 

保温材の脱落を防ぐのは、ラッキングです。

選択肢2. 保温の厚さとは、一般的に、保温材、外装材、補助材のうち保温材自体の厚さのことである。

問題文内容の通りです

 

保温の厚さは、保温材主体の厚さで、外装材や補助材は含みません。

選択肢3. ポンプ廻りの防振継手は、原則として、保温を行わない。

問題文内容の通りです

 

給水管で、ポンプまわりの防振継手、フレキシブルジョイントには、保温は行いません。

選択肢4. 配管の塗装仕上げには、一般的に、合成樹脂調合ペイント等が使用される。

問題文内容の通りです

 

合成樹脂調合ペイントは、着色顔料・体質顔料を、長油性フタル酸樹脂ワニス煉り合せで作った液状・自然乾燥塗料で、建築物や鉄骨構造物の中塗りと上塗りに使用されます。

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