2級管工事施工管理技士 過去問
令和元年度(2019年)後期
問27 (3 問27)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和元年度(2019年)後期 問27(3 問27) (訂正依頼・報告はこちら)

ダクトに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 保温付きフレキシブルダクトはグラスウールを主材としたもので、補強として鋼線がスパイラル状に巻かれている。
  • スパイラルダクトの接続には、差込み継手又はフランジ継手を用いる。
  • コーナーボルト工法には、共板フランジ工法とスライドオンフランジ工法がある。
  • 長方形ダクトの板厚は、ダクトの周長により決定する。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は4

問題.4 長方形ダクトの板厚は、ダクトの周長により決定する。⇒ダクトの周長が誤り、正しくは長辺の長さです。板厚は長辺により決定します。

解説すると、これは低圧用、高圧用で基準が異なっており、450mm以下なら0.8mm、450を超え、1200以下なら1.0mm、1200を超えるものなら1.2mm以上となります。 
試験で、この数値を問われる事はないと思います。

 
問題.1  設問は正しい。
問題.2  設問は正しい。 頻出問題です。 
問題.3  設問は正しい。

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02

ダクトに関する問題です。

選択肢1. 保温付きフレキシブルダクトはグラスウールを主材としたもので、補強として鋼線がスパイラル状に巻かれている。

問題文の内容通りです

 

フレキシブルダクトには、グラスウール製と金属製があり、ダクトと吹出口チャンバーとの接続、可逆性、防振性の必要な箇所に用いられます。

 

グラスウール製の構造は、グラスウールを取材とし、補強に鋼線をスパイラル状に施し、被覆に不燃耐熱処理した特殊塩化ビニルを使用します。

グラスウール製は、空気漏洩がなく、保温保冷性に優れ、軽量で柔軟性があります。

 

金属製は、アルミニウムが取材ですが、亜鉛メッキ鉄板製、ステンレス鋼板製もあります。

選択肢2. スパイラルダクトの接続には、差込み継手又はフランジ継手を用いる。

問題文の内容通りです

 

亜鉛鉄板製円形スパイラルダクトなどの円形ダクトの接続には、フランジ継手接合と差込み継手接合があります。

フランジ継手接合は、径600 mm以上のダクトに適用され、フランジ部に折り返しができないときは、シールを施します。

差込み継手接合は、差込み継手を直管に差し込む前に、継手や直管両端のへこみや折れ曲がりがなく、完全な円形を確認します。

差込み継手接続する際に、継手外面委シール材を塗布し、スパイラルダクトを差込み、鉄板ビス止めし、ダクト用テープで差込み長さ以上の外周を二重巻します。

選択肢3. コーナーボルト工法には、共板フランジ工法とスライドオンフランジ工法がある。

問題文の内容通りです

 

亜鉛鉄板ダクトの施工には、アングルフランジ工法と、コーナーボルト工法があります。

コーナーボルト工法には、共板フランジ工法と、スライドオンフランジ工法があります。

 

共板フランジ工法は、ダクトの折り返し成形した共板フランジを、コーナー金具、フランジ押さえ金具を使い、4隅のボルト・ナットで接続します。

スライドオンフランジ工法は、鋼板を成型加工して製作したフランジを、ダクトにスポット溶接し、子^名―金具、フランジ押さえ金具を使い、4隅のボルトナットで接続します。

選択肢4. 長方形ダクトの板厚は、ダクトの周長により決定する。

長方形ダクトの板厚は、ダクトの長辺長さにより決定する

 

長方形ダクトの板厚は、表にあるようにダクトの長辺によって決められ、短辺の板厚は長辺尾板厚と同じくします。

ダクトの両端寸法が異なるときは、最大寸法による板厚とします。

ダクト長辺 [mm]適用板厚 [mm]
450以下0.5
450超え750以下0.6
750超え1500以下0.8
1500超え2200以下1.0
2200超え1.2

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