2級管工事施工管理技士 過去問
令和3年度(2021年)後期
問14 (ユニットB 問14)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和3年度(2021年)後期 問14(ユニットB 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

機械換気を行う室のうち、第三種換気方式を用いることが適当でないものはどれか。
  • シャワー室
  • 書庫・倉庫
  • エレベーター機械室
  • ボイラー室

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この過去問の解説 (2件)

01

換気に関する設問です。

選択肢4. ボイラー室

第三種換気とは、【吸気は自然吸気、排気は機械換気(換気扇使用)】のことです。平成15年築以降の一般住宅で義務付けられている24時間換気システムとして広く採用されています。

四肢のうち、ボイラー室だけは換気のために一定量の空気を常に導入する必要がありますので、自然吸気は不可となります。

したがって、誤りは「ボイラー室」です。

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02

第三種換気方式と機械換気を行う室に関する問題です。

 

第三種換気方式は、排気側だけに送風機を設け、室内を負圧として換気する方式で、給気は給気口を通じて負圧となった室内に自然に流れ込みます。

この方式は、便所や浴室のように部屋全体からの臭気や水蒸気などを発生する部屋で、臭気や水蒸気を室外に拡散させたくないときに用いる方式です。

 

部屋ごとに換気が必要な要因を下表にまとめます。

室名換気が必要な要因
 臭気湿気有害ガス酸素供給
便所・洗面所    
更衣室    
湯沸室  
書庫・倉庫  
コピー室  
浴室・シャワー室    
台所  
業務用厨房
ボイラ室   
冷凍機室    
電気室    
発電機室   
エレベータ機械室    
駐車場    

選択肢1. シャワー室

第三種換気方式とする

 

湿気のこもった室であるため、第三種換気方式とします。

選択肢2. 書庫・倉庫

第三種換気方式とする

 

湿気と臭気がこもった室であるため、第三種換気方式とします。

選択肢3. エレベーター機械室

第三種換気方式または第一種換気方式とする

 

換気に必要な要因は熱だけのため、第1種、第3種どちらでもよい。

選択肢4. ボイラー室

第三種換気方式は適当でない

 

ボイラー室は、換気に必要な要因が、熱と酸素のため、燃焼用空気のエアバランスが必要なため、第一種換気方式とします。

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