2級管工事施工管理技士 過去問
令和3年度(2021年)後期
問16 (ユニットB 問16)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和3年度(2021年)後期 問16(ユニットB 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

下水道に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 公共下水道と敷地内排水系統の排水方式において、分流式と合流式の定義は同じである。
  • 管きょの接合方法には、水面接合、管頂接合、管中心接合及び管底接合がある。
  • 公共下水道の設置、改築、修繕、維持その他の管理は、市町村が行う。
  • 取付管は、本管の中心線から上方に取り付ける。

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この過去問の解説 (2件)

01

下水道に関する設問です。

選択肢1. 公共下水道と敷地内排水系統の排水方式において、分流式と合流式の定義は同じである。

誤りです。分流式は雨水管と汚水管が別、合流式は同じですので、違う物(定義が違う)です。

選択肢2. 管きょの接合方法には、水面接合、管頂接合、管中心接合及び管底接合がある。

正しいです。設問文通りに覚えます。

選択肢3. 公共下水道の設置、改築、修繕、維持その他の管理は、市町村が行う。

正しいです。下水道法3条1項で、市町村営の原則が定められています。

都道府県営については同法3条2項と42条で例外として定められています。

上水道も市町村営原則、都道府県営例外が水道法で定められています。

選択肢4. 取付管は、本管の中心線から上方に取り付ける。

正しいです。汚物で詰まってしまうことを防ぐためです。

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02

下水道に関する問題です。

選択肢1. 公共下水道と敷地内排水系統の排水方式において、分流式と合流式の定義は同じである。

公共下水道と敷地内排水系統の排水方式において、分流式と合流式の定義は同じでない

 

公共下水道は、下水道管きょ、ポンプ場と終末処理場で構成され、敷地からの下水は、排水設備を通して公共下水道に排除されます。

公共下水の排除方式は、分流式と合流式があります。

分流式は、汚水と雨水別々の管路系統で排除し、合流式は、同一の管路系統で汚水と雨水を排除します。

 

敷地内では、分流式は、雨水と汚水を完全に別々の管に分離して排水する方式で、合流式は、汚水と雨水を敷地内で合流して公共下水道に接続します。

 

選択肢2. 管きょの接合方法には、水面接合、管頂接合、管中心接合及び管底接合がある。

問題文の内容通りです

 

水面接合では、水理特性曲線から、管径をそれぞれ計画水量に対する水深から、水位が上下流で一致するように管の据付け深さを決めます。

管頂結合は、管の内面頂部の高さを合わせる接合です。

管底結合は、管の内面底部の高さが上下揃うようにする接合です。

管中心結合は、管の中心を合致させる接合です。

選択肢3. 公共下水道の設置、改築、修繕、維持その他の管理は、市町村が行う。

問題文の内容通りです

 

「下水道法第3条(管理)」

【 公共下水道の設置、改築、修繕、維持その他の管理は、市町村が行います。 】

選択肢4. 取付管は、本管の中心線から上方に取り付ける。

問題文の内容通りです

 

取付管は、民有地内の排水設備などの汚水や雨水を本管に流すために、民有地と道路の境界にある「ます」と「本管」を結ぶ管です。

・取付け管の取付け位置は、本管尾中心線から上方に取付けます。

・取付け管の最小管径は、150mmとし、取付け勾配は、1/100 以上とします。

・本管への取付け管のセス属には、支管を使います。

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