2級管工事施工管理技士 過去問
令和4年度(2022年)後期
問42 (5 問4)
問題文
建築物に設ける中央管理方式の空気調和設備によって、居室の空気が適合しなければならない基準として、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。
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問題
2級管工事施工管理技士試験 令和4年度(2022年)後期 問42(5 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
建築物に設ける中央管理方式の空気調和設備によって、居室の空気が適合しなければならない基準として、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。
※ 建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令の改正(令和4年4月1日施行)により、一酸化炭素の含有率の基準値について、要件の変更がありました。
- 浮遊粉じんの量は、おおむね空気1m3につき0.15mg以下とする。
- 一酸化炭素の含有率は、おおむね100万分の100以下とする。
- 炭酸ガスの含有率は、おおむね100万分の1,000以下とする。
- 相対湿度は、おおむね40%以上70%以下とする。
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この過去問の解説 (2件)
01
室内の環境基準として、建築基準法では浮遊粉塵(ふゆうふんじん)量、一酸化炭素含有率、二酸化炭素含有率、温度、相対湿度、気流について定められています。この基準は空気調和設備が持つべき性能を確保するためでもあります。
浮遊粉塵(ふゆうふんじん)の例として、自然由来では土壌の飛散、人為的な由来では工場から排出される煤塵(ばいじん)、粉塵(ふんじん)、軽油燃料の車からの黒煙が挙げられます。粒径は10μ(マイクロ)m以下のものを指し、2.5μm以下のものは "PM2.5" とニュースで大きく取り上げられています。
誤りです。
一酸化炭素の含有率は、100万分の6(6ppm)以下とします。
※ 出題当時は10ppmでしたが、法改正により2024年現在は6ppmに変更されました。
炭酸ガスは気体の状態の二酸化炭素を指します。イメージをしやすいように"ガス"を付けて呼ばれているだけで、単純に二酸化炭素と考えてください。
設問のとおり、含有率は100万分の1000(1000ppm)以下とすることが定められています。
相対湿度は設問のとおり、40~70%の範囲に指定されています。温度が上昇または下降することで相対湿度に変化が生じますので、注意が必要です。
含有率については数字が細かくて覚えにくいですが、イラストや図に書き出してみたり、天気予報に出ている湿度や温度をイメージしてみたりするとわかりやすいかもしれません。
(東京の冬は湿度が30%台になるので乾燥しやすい、雨の日の湿度は100%、世界平均の大気中CO2濃度は2021年時点で415ppmなど)
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02
「建築基準法」上の、建築物に設ける中央管理方式の空気調和設備の居室の空気基準に関する問題です。
「建築基準法施行令第129条の2の5(換気設備)」
第3項
【 建築物の中央管理方式空気調和設備は、次の表の各項に掲げる事項がおおむね基準に適合するように、空気を浄化し、その温度、湿度又は流量を調節して供給する構造とします。 】
・17度以上28度以下
・居室の温度を外気温度より
低くする場合は、その差を大きくしない。
正
問題文の内容通りです。
誤
一酸化炭素の含有率は、おおむね100万分の6以下とする。
正
問題文の内容通りです。
正
問題文の内容通りです。
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