2級管工事施工管理技士 過去問
令和5年度(2023年)後期
問50 (6 問2)

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問題

2級 管工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年)後期 問50(6 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
  • ポンプは、現場にて電動機との軸心に狂いのないことを確認する。
  • 高さが2mを超える高置タンクの昇降タラップには、転落防止防護柵を設ける。
  • 冷却塔は、補給水口の高さが高置タンクの低水位と同じ高さとなるように据え付ける。
  • 送風機は、あらかじめ心出し調整されて出荷されているので、現場での調整は不要である。

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この過去問の解説 (1件)

01

機器の据付けに関する問題です。

選択肢1. ポンプは、現場にて電動機との軸心に狂いのないことを確認する。

問題文の内容通りです

 

ポンプは、共通ベースが基礎上に水平になるように据付けます。

その後、電動機との軸心の調整を行います。

ポンプは工場で電動機と共通床盤上で組立られ、心出し後に出荷されますが、輸送や搬入中に軸心がくるっていないかのチェックが必要です。

 

軸心の調整は、ポンプと電動機の水平度を確認後に、軸継手フランジ面の外縁と間隙の確認を行います。

選択肢2. 高さが2mを超える高置タンクの昇降タラップには、転落防止防護柵を設ける。

問題文の内容通りです

 

「労働安全衛生規則第519条」

【 高さが 2 m以上の作業床の端や開口部等で、墜落の危険を及ぼすおそれのある箇所には、囲い・手すり・覆(おお)い等を設けます。 】

選択肢3. 冷却塔は、補給水口の高さが高置タンクの低水位と同じ高さとなるように据え付ける。

冷却塔は、補給水口の高さが、高置タンクの低水位から3 m程度の落差となるように据え付ける

 

ボールタップでの冷却塔の補給水には、ボールタップを作動させるための水頭圧が必要になり、高置タンク給水方式では、冷却塔も同じ屋上に設置されるため、少なくとも高置タンクの低水位より3m以上の水頭差を確保します。

 

冷却塔は、補給水口の高さが、高置タンクから必要な水頭圧を確保できる高さとなるように据え付けます。(別解)

選択肢4. 送風機は、あらかじめ心出し調整されて出荷されているので、現場での調整は不要である。

送風機は、工場であらかじめ心出し調整されて出荷されてが、輸送中などで狂っている可能性があるため、現場での調整が必要である

 

送風機は、工場でモーターと共通床盤上で組立られ、心出し後に出荷されます。

しかし、輸送や搬入中に軸心が狂っている可能性があるため、現場での再調整が必要です。

送風機とモーター側プーリーの心出しが、外側面に定規か水糸を当てて出入を調整します。

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