2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)前期
問50 (6 問2)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)前期 問50(6 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
  • フート弁からのポンプの厳送管は、ポンプに向かって下がり勾配となるよう据え付ける。
  • 空冷ヒートポンプパッケージ形空気調和機の屋外機を設置する際には、霜取りの排水を考慮する。
  • 排水用水中モーターポンプの据付け位置は、排水流入口の真下付近とする。
  • 吸収冷温水機は、据付け後に工場出荷時の気密が保持されているか確認する。

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この過去問の解説 (1件)

01

機器の据付けに関する問題です。

選択肢1. フート弁からのポンプの厳送管は、ポンプに向かって下がり勾配となるよう据え付ける。

フート弁からのポンプの吸込管は、ポンプに向かって登り勾配となるよう据え付ける

 

ポンプの吸込管は、できるだけ短くして、空気だまりができないように、ポンプに向かって1/50~1/100の登り勾配とします。

選択肢2. 空冷ヒートポンプパッケージ形空気調和機の屋外機を設置する際には、霜取りの排水を考慮する。

問題文の内容通りです

 

室外機と室内期間は、冷媒ガスが循環して熱を運びますが、空気の温度が下がるときに霜がついて、室外機から水が出ます。

室外機は空気の温度の変化によって空気中の水蒸気が冷やされ水が出るため、ドレンホースなどを取付けて、室外機が濡れたり基礎を汚したりするのを防ぎます。

選択肢3. 排水用水中モーターポンプの据付け位置は、排水流入口の真下付近とする。

排水用水中モーターポンプの据付け位置は、排水流入口から離れた場所とする

 

水中モーターポンプの据付け位置は、排水流入口から離れた場所で、点検や引き上げ時に支障が出ないような位置とします。

ポンプケーシングの外側と底部は、ピットの壁や底面から、それぞれ200 mm程度の間隔を取ります。

選択肢4. 吸収冷温水機は、据付け後に工場出荷時の気密が保持されているか確認する。

問題文の内容通りです

 

吸収冷温水機の据付け後は、工場出荷時の気密が保たれているかどうかを確認します。

 

搬入や他の制約で、上・下胴を分割して現場に持ち込むときは、現場設置箇所で配下の溶接工事が必要になります。

このとき、本体は空気などの漏入による内部腐食防止のため、窒素ガスが封入されているため、機密保持に十分注意する必要があります。

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