2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問1 (1 問1)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

2級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問1(1 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

空気環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 室内空気の汚染度を示す指標の一つには、浮遊物質(SS)がある。
  • 空気齢とは、外気が室内に導入されてからある地点に到達するまでの平均時間をいう。
  • 大気中における二酸化炭素濃度は、季節変動を繰り返しながら経年的に増加傾向にある。
  • 一酸化炭素は、無色無臭であるが、人体に有害である。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

空気環境に関する問題です。

選択肢1. 室内空気の汚染度を示す指標の一つには、浮遊物質(SS)がある。

室内空気の汚染度を示す指標の一つには、浮遊粉じんがある

 

室内空気の汚染を避け空気を清浄化するには、空気中の塵埃(じんあい)、細菌、有毒ガス、臭気の除去が必要です。

酸素濃度は15%以下で人体に影響し、CO2は0.1%までが許容、COは5ppmで神経系に影響、他には、浮遊粉じん臭気揮発性有機化合物(VOC)、などが室内空気汚染度の指標に挙げられます。

 

浮遊物質(SS)は、水中に浮遊する直径2mm以下の不溶性物質で、水の汚染度の指標の1つです。

選択肢2. 空気齢とは、外気が室内に導入されてからある地点に到達するまでの平均時間をいう。

問題文内容のとおりです

 

窓や給気口のような開口部から、外気が室内に入ってきて、室内のある場所に到達するまでの時間が、空気齢です。

空気齢は、室内換気の状況を示す指標となり、空気齢が短いほど新鮮な空気と言えます。

選択肢3. 大気中における二酸化炭素濃度は、季節変動を繰り返しながら経年的に増加傾向にある。

問題文内容のとおりです

 

大気中のCO2濃度は、大気組成の約0.038%ですが、1987年以降増加傾向にあり、2010年に0.0388%で2024年には0.0421%で、3.5ppm/年の増加率です。

選択肢4. 一酸化炭素は、無色無臭であるが、人体に有害である。

問題文内容のとおりです

 

COは無色無臭人体に有害なガスです。COの人体の影響は次の表のようになります。

濃度 [ppm]ばく露時間影響
520分高次神経系の反射作用の変化
301時間以上視覚・精神機能障害
2002~4時間強度の頭痛
5002~4時間激しい頭痛・虚脱感
10002~3時間けいれんを伴う失神
20001~2時間死亡

参考になった数3