2級管工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)後期
問52 (6 問4)

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問題

2級管工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年)後期 問52(6 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

ダクト及びダクト附属品の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい。
  • 風量調整ダンパーは、気流の整流されたところに取り付ける。
  • 防火区画貫通部と防火ダンパーとの間のダクトは、厚さ1.2㎜以上の鋼板製とする。
  • フレキシブルダクトを使用する場合は、有効断面を損なわないよう施工する。
  • スパイラルダクトの差込み接合では、継目をダクト用テープで一重巻きをする。

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この過去問の解説 (1件)

01

ダクト及びダクト附属品の施工に関する問題です。

選択肢1. 風量調整ダンパーは、気流の整流されたところに取り付ける。

問題文内容通りです

 

風量調整ダンパーは、気流が整流されたところに設けます。

正確に調整するには、ダクト幅の8倍以上の直線部の後に、整流部を設けます。

直線部が取れない場合は、ダクトの曲がるエルボ部分に、ガイドベーンを設けます。

選択肢2. 防火区画貫通部と防火ダンパーとの間のダクトは、厚さ1.2㎜以上の鋼板製とする。

防火区画貫通部と防火ダンパーとの間のダクトは、厚さ1.5㎜以上の鋼板製とする

 

防火ダンパーの軸心は、壁や床の中心近くに取付けます、

温度ヒューズの取替などの理由で、壁や床から離して取付けるときは、ダクトの防火区画貫通部の防火壁と防火ダンパー間の風道は、1.5 mm以上の厚さの鉄板で作ります。

あるいは、その風道は、ラスモルタル塗りや他の不燃材料で被覆します。

選択肢3. フレキシブルダクトを使用する場合は、有効断面を損なわないよう施工する。

問題文内容通りです

 

フレキシブルダクトは、ダクトとチャンバーとの接続をするとき、あるいは、可撓性や防振性が必要な場所で用いられ、有効断面は損ないようにします。

 

また、フレキシブルダクトは、吹出口及び吸込口ボックスの接続用として用いられ、1.5 m以下で使用するようにしますが、有効断面を損なわないように取付けます。

選択肢4. スパイラルダクトの差込み接合では、継目をダクト用テープで一重巻きをする。

スパイラルダクトの差込み接合では、継目をダクト用テープで二重重巻きをする

 

スパイラルダクトの接続は、差込接合またはフランジ接合とします。

差込接合は、継手の外面にシール材を塗布し、直管に差込み鋼製ビスで周囲を固定し、継目をダクト用テープで、差込み長さ以上の外周を、二重巻きにします。

 

差込接合部の鋼製ビス本数は、下表に示します。

ダクト内径片側ビス最小本数
155 mm以下3
155 mm超え、355 mm以下4
355 mm超え、560 mm以下6
560 mm超え、800 mm以下8
800 mm超え、1250 mm以下12

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