貸金業務取扱主任者の過去問
平成30年度(2018年)
財務及び会計に関すること 問50

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問題

貸金業務取扱主任者資格試験 平成30年度(2018年) 財務及び会計に関すること 問50 (訂正依頼・報告はこちら)

会社計算規則に規定する損益計算書等(注)に関する次の記述のうち、その内容が適切でないものを 1 つだけ選びなさい。
(注)損益計算書等とは、損益計算書及び連結損益計算書をいう。
  • 損益計算書等の各項目は、当該項目に係る収益もしくは費用又は利益もしくは損失を示す適当な名称を付さなければならない。
  • 売上高から売上原価を減じて得た額(以下、本問において「売上総損益金額」という。)が零以上の場合を売上総利益金額という。
  • 売上総損益金額から販売費及び一般管理費の合計額を減じて得た額(以下、本問において「営業損益金額」という。)が零以上の場合を営業利益金額という。
  • 営業損益金額に特別利益を加えて得た額から特別損失を減じて得た額が零以上の場合を経常利益金額という。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題では企業の損益計算書のベーシックな内容について聞かれています。

基本的には下記事項を押さえていれば答えられるものになります。

 

〈損益計算書の上からの順番〉

1. 売上高:単純な売上の金額

2. 売上総利益(粗利):売上高-売上原価

3. 営業利益:売上総利益-販管費

4. 経常利益:(営業利益+営業外利益)-営業外費用

5. 当期税引前純利益:(経常利益+特別利益)-特別損失

6. 当期純利益:当期税引前純利益-法人税等

 

また、それぞれがマイナスになる場合は、「利益」の部分が「損失」に置き換わります。

選択肢1. 損益計算書等の各項目は、当該項目に係る収益もしくは費用又は利益もしくは損失を示す適当な名称を付さなければならない。

(〇)適切である:文章の通りです。(参照:会社計算規則88条7項)

選択肢2. 売上高から売上原価を減じて得た額(以下、本問において「売上総損益金額」という。)が零以上の場合を売上総利益金額という。

(〇)適切である:文章の通りです。(参照:会社計算規則89条)

選択肢3. 売上総損益金額から販売費及び一般管理費の合計額を減じて得た額(以下、本問において「営業損益金額」という。)が零以上の場合を営業利益金額という。

(〇)適切である:文章の通りです。(参照:会社計算規則89条)

選択肢4. 営業損益金額に特別利益を加えて得た額から特別損失を減じて得た額が零以上の場合を経常利益金額という。

(×)適切でない:営業損益金額に特別利益を加えて得た額から特別損失を減じて得た額が零以上の場合は、税引前当期純利益といいます。(参照:会社計算規則92条1項)

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