ケアマネの過去問
平成24年度(第15回)
保健医療サービス分野 問28

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問題

ケアマネジャー試験 平成24年度(第15回) 保健医療サービス分野 問28 (訂正依頼・報告はこちら)

BPSD(認知症の行動・心理症状)について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
  • BPSDは、認知症が進行し、終末期に向かうほど顕著になる。
  • BPSD出現の背景には、便秘や睡眠障害がある場合もある。
  • BPSDへの対応には、認知症の人に対するもののほか、介護者(家族)への支援も含まれる。
  • BPSDへの対応は、薬物療法を優先して行うべきである。
  • 家族や福祉施設では対応が困難なBPSDの場合には、老人性認知症疾患療養病棟などへの入院も検討する。

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この過去問の解説 (3件)

01

BPSDは認知症の中核症状の進行に伴って二次的に現れる症状です。中核症状とは異なり、出ている症状の原因を解決することで改善できる場合があります。

1:認知症が進行し、終末期になると身体機能や認知機能が大きく低下するため活動性が大きく低下します。そのため、周辺症状も少なくなる傾向にあります。

4:薬物療法には副作用があるため、優先的に行なうべきではありません。適切な介護の提供や生活リズムの改善、生活環境の調整、作業療法などで改善を図るようにするのが優先になります。

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02

正解は2,3,5です。
BPSDとは、認知症の中核症状に伴って現れる精神・行動面の症状を指します。
暴力・徘徊・不潔行為などの「行動症状」と抑うつ・不安・幻覚・妄想などの「心理症状」に大きく分けられます。
主に認知症の初期から中期によく見られますが、BPSDを生じると日常生活に大きな支障をきたすだけでなく介護者にも負担となりますので、適切な対応が必要です。

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03

BPSDは進行初期から現れ、徐々に増していく。また、BPSDは身体疾患や薬物の副作用、不適切な環境も要因となるため、非薬物療法が第一の選択肢となる。

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