ケアマネの過去問
平成24年度(第15回)
保健医療サービス分野 問29

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問題

ケアマネジャー試験 平成24年度(第15回) 保健医療サービス分野 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

高齢者が服用することが多い薬剤と副作用の組合せとして、より適切なものはどれか。3つ選べ。
  • 鉄剤―消化器症状
  • 降圧剤―起立性低血圧
  • 利尿薬―唾液分泌過剰
  • 抗不安薬―便秘
  • 非ステロイド性消炎鎮痛薬―低血糖

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1,2,4です。
3⇒利尿剤の投与により体内の水分バランスはマイナスに傾き、身体の中がより乾いた状態に近づきます。
よって、唾液も少なくなり口の中が乾燥します。
5⇒非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)の内服は痛みの原因物質シクロオキシゲナーゼ(COX)を抑えて痛みを和らげます。ところが、疼痛の原因となるCOX-2だけでなくCOX-1の働きも抑えるため、胃酸の分泌が増えたり、胃粘膜の血流が悪くなったりして、胃炎や胃潰瘍をきたします。
またプロスタグランジン(PG)合成抑制作用により腎血流が減少し、腎障害も起こり得ます。
低血糖症状をきたすのは、ステロイド剤内服を急に中止した場合です。

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02

1:鉄剤の腸への影響により便秘や下痢になる場合があります。

3:尿が出ることによって水分が少なくなり、口渇によって唾液の量が減ることがあります。

5:非ステロイド性消炎鎮痛薬の副作用は胃腸障害や腎臓障害などであり、低血糖の心配はありません。血糖値への影響があるのはステロイド性消炎鎮痛剤です。

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03

3:利尿薬…口渇(唾液分泌抑制)

5:非ステロイド性消炎鎮痛薬
…消化器症状、上部消化管出血の恐れ、腎障害

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