ケアマネの過去問
平成21年度(第12回)
福祉サービス分野 問49

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問題

ケアマネジャー試験 平成21年度(第12回) 福祉サービス分野 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

援助困難事例への対処方法について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
  • 初回訪問時にクライエントが支援を拒否した場合は、クライエントの意思を尊重し、その後の支援は中止する。
  • サービスの利用を拒むクライエントにその理由を尋ねることは、クライエントの自尊心を傷つける危険性が高いので、行わないほうがよい。
  • 家族間の葛藤には複雑な背景があることもあり、多少の助言では改善されないことも多いが、それでも家族関係の調整的な援助を行っていく必要がある。
  • クライエントに認知症やサービスについての理解や知識が不足している場合でも、その状態を認めることが大切であり、知識や情報の提供は行わない。
  • サービスに対するクライエントの理解を妨げないように、専門用語や外来語はなるべく使わないようにして情報の提供を行う。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.初回の訪問で拒否をされても、根気よく訪問を続け、信頼関係が築けるよう努力をする。

2.知識や情報が十分でなかったり、偏見を持っている場合、サービスの利用を拒むことがある。クライアントにサービス利用を拒否する理由を尋ねることで、その考えが明確になることがある。

3.家族間の葛藤は非常に複雑で、放置しておくと家庭崩壊の恐れがある。多少の助言では改善されなくても、時間をかけて家族関係の調整的な援助を行っていくことで解決の糸口が見えることもある。

4.クライエントに認知症やサービスについての理解や知識が不足している場合、その状態を認め、理解出来るように正しい知識や情報を提供していく。

5.援助者は説明の際に専門用語や外来語を避け、わかりやすい言葉で説明を行うことが重要である。

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02

1 初回訪問時に支援を拒否されても、緊急性や必要性があると思われる場合には、適切なサービスが確保されるように訪問を重ねて、信頼関係を築くように試みます。

2 サービスの提供を拒むクライエントには、その理由を尋ね、対応を検討したり、心理的援助も必要となるためクライエントの話に共感的理解を示して対応することで、有効な答えが得られる可能性もあります。

4 クライエントに認知症やサービスについての理解や知識が不足している場合には、必要な知識や情報を提供していく必要があります。

参考になった数5

03

1.初回で拒否されたとしてもサービスの利用に緊急性や必要性がある場合には再度コンタクトを取るべきです。信頼関係を築き、詳しく話を聞いてもらえるようにすることが重要です。

2.拒否する理由を聞くことで、対応を検討することができるようになります。

3.設問の通りです。

4.クライエントの理解力に問題があるのであれば、わかりやすい言葉を選ぶなどの方法で必要な知識や情報を提供する努力をしなければなりません。

5.設問の通りです。

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