ケアマネの過去問
平成21年度(第12回)
福祉サービス分野 問48

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問題

ケアマネジャー試験 平成21年度(第12回) 福祉サービス分野 問48 (訂正依頼・報告はこちら)

集団援助技術(ソーシャルグループワーク)について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
  • 集団援助技術とは、ワーカーが集団におけるメンバーの相互関係のダイナミックな動きを意図的に活用するものである。
  • 同じような問題を抱えている他のメンバーに接することで、各メンバーが自分の問題についての新しい見方を獲得する機会となる。
  • ワーカーは、グループ全体としての活動を展開するだけではなく、メンバーの個別なニーズにも働きかける。
  • グループ内で対立が起きた場合には、メンバーの主体的な活動を重視し、ワーカーは介入すべきではない。
  • プログラムの円滑な実施を図るため、ワーカーは常にグループ内でリーダーとしての役割を担う。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.集団援助技術は集団として社会的行動の学習を体験する場を提供することにより、集団に対してより効果的な援助として介入する方法である。ワーカーが社会生活の中で基本となる小集団の大きな力に注目して、それを援助目的に意識的に活用していく。

2.集団援助技術では、他のメンバーの行動を観察することで、自分自身の問題を改めて認識したり、新しい見方を獲得することができる。この方法は、同じ問題を抱えている人々の集団において特に学習効果が高いことが知られている。そのことで、抱えていた問題が自分だけの特別な問題意識という殻から抜け出せるようになる。

3.ワーカーは、グループ内での個人の活動の援助を目指して介入を行い、個別なニーズにも働きかける。

4.グループ内で問題が起きた時は、解決のために主体性を大切にしながら援助を行う。

5.グループ内でメンバーの役割を交換することで、自分のことを新たな視点から考えるきっかけとなる。ワーカーが常にリーダーの役割を担うのではなく、時には援助される側にまわることも必要である。

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02

4 グループ内で対立が起きた場合には、メンバーの主体的な活動を重視しながらも、ワーカーは意図的に介入して援助する必要があります。

5 集団援助技術において、ワーカーの役割は状況に応じて変化します。常にグループを見守り、側面的に援助する姿勢が重要です。
また、ワーカーは時にはメンバーと役割交換をします。場面ごとに異なる役割を担うことは、自らを見つめ直したり新たな自信を得たりする機会となります。

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03

1.設問の通りです。

2.設問の通りです。

3.設問の通りです。

4.メンバーの主体性を大事にしながらも、対立が大きくならないように援助をおこなうことが必要です。

5.必ずしもワーカーがリーダーをやる必要はありません。メンバーがリーダーを担当することで新たな視点で問題を考えられるようになるなどのメリットが期待できます。

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