ケアマネの過去問
平成25年度(第16回)
福祉サービス分野 問58
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問題
ケアマネジャー試験 平成25年度(第16回) 福祉サービス分野 問58 (訂正依頼・報告はこちら)
介護支援専門員が活用する社会資源について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
- 社会資源の活用に際しては、要介護者本人及び家族との協働が求められている。
- 株式会社やNPO法人が提供するサービスは、すべてインフォーマルサポートである。
- 要介護者を支援するためには、介護保険サービスのほかに、保健医療、福祉、住宅等に関するサービスや地域におけるボランティア活動などの理解が必要である。
- 要介護者の家族や知人といった内的資源の活用が求められている。
- インフォーマルサポートは、画一的になりやすいものの、安定した供給が可能であるといわれている。
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この過去問の解説 (3件)
01
4:内的資源というのは要介護者本人が持つ能力や資産、意欲などのことを言います。家族や知人のサポートは社会資源に含まれます。
5:インフォーマルサポートは専門性が低い人が行う場合が多いです。提供する側が介護を常に優先することは出来ないため、安定した供給は難しいということが出来ます。
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02
1. 正解→下記参照。
3. 正解→下記参照。
介護保険制度では、利用者の自立支援の考え方を基本に、利用者本位の介護サービスの提供、多様なサービスの総合的・一体的・効率的な提供を基本理念としています。
介護支援専門員は、要介護者の日常生活全般を支援する観点から、介護保険給付対象のサービスだけではなく、介護保険の給付対象外の保険医療サービス、福祉サービス、家族、地域の住民ボランティアなども含めて居宅サービスに位置付けて総合的で多様な計画になるように配慮しなければなりません。サービスを選択して決定するのは要介護者本人になるため、社会資源の活用に際しても、要介護者本人及び家族との協働が求められます。
*社会資源(保険・医療、社会福祉に関連する人材、技能、施設など)にはフォーマル(公式的な)サービスとインフォーマル(非公式な)サポートがあります。介護保険で利用できる各種公的サービスはフォーマルサービスで、家族、近隣支援、ボランティアなどはインフォーマルサポートになります。
2. 不正解→株式会社やNPO法人が介護保険制度で指定を受けて提供するサービスはフォーマルサービスになります。そのため、株式会社やNPO法人が提供するサービスはすべてインフォーマルサポートであるとは限りません。
4.不正解→内的資源とはその人が有する知識、技術、能力、資産、経験、自信、体力、気力・意欲などであり、最も身近な社会資源です。要介護者の家族や知人は外的資源になります。
5.不正解→画一的になりやすいものの、安定した供給が可能であるといわれているのはフォーマルサービスです。インフォーマルサポートは、近隣住民やボランティアなどが行う非公式の支援で多様なニーズに対して柔軟な取り組みが可能です。
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03
2 株式会社やNPO法人が提供するサービスはフォーマルサポートであることが多いですが、すべてとは限りません。
4 要介護者の家族や知人と言った社会資源の活用が求められています。
5 フォーマルサポートは、画一的になりやすいものの、安定した供給が可能であると言われています。
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