ケアマネの過去問
平成27年度(第18回)
保健医療サービス分野 問28

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問題

ケアマネジャー試験 平成27年度(第18回) 保健医療サービス分野 問28 (訂正依頼・報告はこちら)

嚥下や口腔ケアについて、より適切なものはどれか。2つ選べ。
  • 片麻痺による運動障害や感覚障害がある場合には、麻痺側の口腔内が汚れやすくなる。
  • 成人の唾液の1日の分泌量は、100〜200mlといわれている。
  • 嚥下機能が低下している場合には、感覚が鈍くなるので、氷などの冷たいものを口に入れることは避ける。
  • 口腔ケアは、口腔内細菌を減少させるので、誤嚥性肺炎の予防に有効である。
  • 義歯が本人に合っている場合には、義歯を外さないで口腔ケアを行う。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 1、4 です。

2 成人の1日の唾液の分泌量は、【1~1.5ℓ】といわれています。

3 冷たいものは、口腔内が刺激され嚥下が促進されるため、食べ始めなどに有効です。

5 口腔ケアを行う際は、必ず義歯を外して行います。

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02

1:設問の通りです。

2:成人の唾液の一日の分泌量は約1.5リットルです。

3:冷たいもので口の中を刺激するのはリハビリなどでも使用されている方法です。

4:設問の通りです。

5:義歯をはずしてケアを行なう必要があります。

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03

正解は1・4です。

1 正解→片麻痺のある方の口腔内は麻痺側に汚れが残りやすく、気づきにくくなります。

2 不正解→成人の一日の唾液分泌量は約1.5リットルですが、高齢者の場合には唾液腺の収縮や薬の服用で、成人に比べて7分の1に減少するといわれます。

3 不正解→冷たい刺激は嚥下反射を誘発させるため、嚥下訓練としてアイスマッサージや氷なめは有効です。

4 正解→高齢者の肺炎の7割以上は、細菌を含む唾液や食物が気管に入ることで起こる誤嚥性肺炎であるといわれています。嚥下反射や、気道内に異物が入った時に激しくせき込んで排除するせき反射が低下して、細菌が気道を通じて肺に入り込みやすくなるためです。口腔ケアはこの予防になります。

5 不正解→入れ歯の汚れにより細菌が繁殖し、誤嚥性肺炎の原因になる場合もあるため、義歯は外して口腔ケアを行った方がよいです。

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