ケアマネの過去問
平成28年度(第19回)
保健医療サービス分野 問27
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問題
ケアマネジャー試験 平成28年度(第19回) 保健医療サービス分野 問27 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。
- 高齢者の不明熱では、悪性腫瘍や感染症が隠れていることがある。
- 心室性期外収縮は、健康な人ではみられない。
- 血圧測定は、上腕での測定が難しい場合には、下肢で測定してもよい。
- 起立性低血圧は、飲酒や降圧剤の使用も原因となる。
- 本態性高血圧は、腎臓や内分泌の異常により血圧が高い状態をいう。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.膠原病や褥瘡、誤嚥性肺炎などでも熱発がみられます。
2.健康な人でもみられます。
3.ただし、下肢の方が血圧が高い傾向にあります。
4.降圧剤はもちろん、アルコールも血圧を下げる作用があります。
5.本態性高血圧は、原因がはっきりしないのに血圧が高いものをいいます。
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02
1:不明熱とは、原因が分からずに発熱することを言います。高齢者の発熱で多いのは感染症です。感染症は細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入して起きる病気です。膠原病や褥瘡、誤嚥性肺炎などでも熱発がみられたりします。
2:心室性期外収縮とは、心室からの異常興奮により生じる不整脈です。症状としては、脈が跳ぶ、脈が乱れるといった動悸症状を訴える人が多いですが、無症状で分からない方もいるので、気をつないといけないです。健康な人でもみられます。
3:下肢の方が血圧が高い傾向にあります。上肢がやせてしまったりする場合、計測が難しいことがあります。その場合は下肢で測定すると計れるということがあります。
4:降圧剤はもちろん、アルコールも血圧を下げる作用があります。起き上がったり、立ち上がったりした時に、急な血圧低下による「立ちくらみ」を引き起こし、転倒や失神の危険があります。対策としては、起き上る時には、体の向きを変えながら、ゆっくりと時間をかけて行います。その場で足踏みなども効果的です。
5:本態性高血圧は、原因がはっきりしないのに血圧が高いものをいいます。
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03
1については、不明熱とは、原因がわからずに発熱していることを言います。
不明熱が出た場合は、悪性腫瘍や感染症を疑う必要があります。
3については、上肢がやせてしまったりする場合、計測が難しいことがあります。その場合は下肢で測定すると計れるということがあります。
4については、急に立ち上がった時にふらつきや立ちくらみなどの症状が起こるのが起立性低血圧です。薬剤やアルコールのほかに、疾患などが原因で起こる場合もあります。
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