ケアマネの過去問
平成28年度(第19回)
保健医療サービス分野 問28

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問題

ケアマネジャー試験 平成28年度(第19回) 保健医療サービス分野 問28 (訂正依頼・報告はこちら)

検査について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
  • 高齢者のBMI (Body Mass Index)は、脊椎の変形や圧迫骨折により、本来の値より小さくなる。
  • 血清アルブミンは、高齢者の長期にわたる栄養状態をみるために有用な指標である。
  • AST(GOT)は、肝臓の疾病以外の原因でも上昇する。
  • 糖尿病の指標であるヘモグロビンA1cは、検査前1~2時間の血糖レベルを反映している。
  • CRP(C反応性たんぱく質)は、感染症以外に、悪性腫瘍や膠原病でも高値になることがある。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2、3、5です。

1.BMIは 体重/身長×身長 で求められます。圧迫骨折などで身長が下がれば、BMIは高めになります。

2.血清アルブミンはタンパク質量の目安になります。

3.ASTは心臓の心筋細胞にも存在するため、肝臓以外にも原因は考えられます。

4.検査前、1~2か月の状態を表します。

5.CRPは損傷部位を治すために肝臓で作られます。外傷や皮下出血などでも上昇します。

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02

正解は、2・3・5です。

2)血清アルブミンは身体の栄養状態を示す指標です。
血清アルブミンが低下していると栄養が不足しているおそれがあるとされています。

3)血液検査で調べることができるAST(GOT)の数値からは肝臓病の有無を知ることができます。
この数値が高いと、肝臓疾患のほかに、心臓・骨格筋疾患などの可能性があります。

5)CRPも血液検査で確認することができます。
炎症反応を調べることができるので風邪などでも数値がかわることもありますし、悪性リンパ腫や関節リウマチなどが疑われる場合もあります。

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03

1:BMIは 体重/身長×身長 で求められます。圧迫骨折などで身長が下がれば、BMIは高めになります。


2:血清アルブミンはタンパク質量の目安になります。アルブミンは肝臓で作られるたんぱく質になります。アルブミンの数値の変化によって、肝臓に異常があるかどうかを知ることが出来ます。


3:ASTは心臓の心筋細胞にも存在するため、肝臓以外にも原因は考えられます。AST(GOT)、ALT(GPT)は肝細胞で、γ-GTP は胆管でつくられる酵素です。「トランスアミナーゼ」と呼ばれます。肝臓でアミノ酸の代謝に関わる働きをしています。肝細胞が破壊されると、血液中に放出されるため、その量によって肝機能を調べる事が出来ます。健康な人はALTよりASTが高値を示すが、肝障害の場合はALTの方が高くなります。 疑いがある病気としては、急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、アルコール性肝炎、脂肪肝、肝硬変、肝がんなどがあります。


4:検査前、1~2か月の状態を表します。血液中で酸素を運ぶ「ヘモグロビン」とブドウ糖が結合した物質で、過去1,2カ月の血糖コントロールの状態が分かります。また長期間の血糖コントロール状態が分かる事で、糖尿病治療の貴重な情報源になります。


5:CRPは損傷部位を治すために肝臓で作られます。外傷や皮下出血などでも上昇します。血液検査でも調べることが出来ます。

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