ケアマネの過去問
平成28年度(第19回)
保健医療サービス分野 問30

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

ケアマネジャー試験 平成28年度(第19回) 保健医療サービス分野 問30 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ
  • 慢性心不全に用いられるジギタリス製剤や認知症治療薬は、食欲不振の原因になることがある。
  • 高齢者は、口渇の訴えが多いので、水分の過剰摂取に注意する。
  • 嚥下障害の有無を把握するには、食事の所要時間、むせや誤嚥の有無、姿勢等を観察する。
  • 経口維持加算は、多職種による食事の観察や会議を行い、経口維持計画を作成し、管理栄養士等により栄養管理を行った場合に算定する。
  • 高齢者では、ADLの低下よりも、小腸における消化や吸収機能の低下が著しい。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は、1・3・4です。

1については、どのような薬においても、副作用はつきものです。
その中でジキタリス製剤や認知症治療薬は食欲不振の原因になることがあるとされています。

3については、嚥下障害とは、飲み込むことに不自由がある状態です。
嚥下障害がある場合は食事にかかる時間が長くなったり、誤嚥してしまったりすることがあり、これを確認する必要があります。

4については、経口維持加算は経口からの食事摂取が可能で、嚥下障害があり、誤嚥が認められる者に算定が可能な加算です。
設問通り、他職種による食事の観察や会議を行い、経口維持計画を作成し、管理栄養士等により栄養管理を行った場合に算定できます。

参考になった数30

02

正解は1、3、4です。

1.両方の薬剤ともに、胃腸障害が副作用として報告されています。

2.一般的に高齢者は感覚が鈍り、口渇を訴えにくくなります。

3.問題文の通り、観察から嚥下障害がわかります。

4.誤嚥の認められる方に対して、医師等の指示に基づき専門職が計画的に支援を進めている場合に加算されます。

5.内臓機能や筋肉量の低下などが原因で、ADLの低下につながります。

参考になった数15

03

正解は、1・3・4です

1:薬については、良い面だけでなく、副作用などがあります。使いすぎるとマイナスの部分も含まれているので、注意が必要です。食欲不振になる場合もあります。


2:一般的に高齢者は感覚が鈍り、口渇を訴えにくくなります。よって、脱水症状の原因にもなりやすいです。適度に水分を取るように気を付けることが大切です。


3:嚥下障害の有無を把握するには、食事の所要時間、むせや誤嚥の有無、姿勢等などを観察することで嚥下障害が分かります。嚥下障害がある場合は食事にかかる時間が長くなったり、むせたり、誤嚥してしまったりすることがあり、注意して観察する必要があります。


4:経口維持加算とは、入所者が認知機能や摂食、嚥下機能の低下により、食事の経口摂食が困難となった場合に加算されます。口で食べる楽しみや満足が得られるように、他の機関や専門の人達が協力して支援の充実と促進を図ることを目的としている加算のことです。


5:内臓機能や筋肉量の低下などが原因によって、ADLの低下につながったりします。

参考になった数6