ケアマネの過去問
平成28年度(第19回)
保健医療サービス分野 問43

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問題

ケアマネジャー試験 平成28年度(第19回) 保健医療サービス分野 問43 (訂正依頼・報告はこちら)

認知症について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
  • レビー小体型認知症では、起立性低血圧や失神による転倒、便秘などの症状はまれである。
  • 認知症ケアパスとは、医療機関の連携を示すもので、介護体制は含まない。
  • 若年性認知症者は、自立支援医療の対象となる。
  • 認知症のSOSネットワークは、警察だけでなく、介護事業者や地域の生活関連団体等が捜索に協力して、行方不明者を発見する仕組みである。
  • 正常圧水頭症にみられる認知機能障害は、脳の周囲や脳室内に脳脊髄液が貯留するために生じる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3、4、5です。

1.脳のほかに、自律神経にもレビー小体は出現するため、便秘、起立性低血圧、排尿障害、発汗障害といった自律神経症状が起こりやすいのも特徴です。

2.認知症になっても住み慣れた地域で生活を続けていけるように、医療機関・介護福祉サービス・地域の支援機関・住まい・予防など連携することを言います。

3.適応されます。指定された医療機関での治療に関しては、通院にかかった医療費が1割負担となります。また所得が低い方であれば、負担の上限が決められています。

4.問題文の通りです。登録するとメールなどで連絡が送られます。

5.髄液が貯留することにより、周りの脳を圧迫し、物忘れやトイレが間に合わないなどの症状が出ます。

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02

正解は3、4、5です。

1:脳のほかに、自律神経にもレビー小体は出現するため、便秘、起立性低血圧、排尿障害、発汗障害といった自律神経症状が起こりやすいのも特徴です。1位アルツハイマー型認知症、2位レビー小体型認知症です。高齢者の認知症の約20%を占めています。早い方では40歳ころから発症する人もいます。レビー小体型認知症は動作が遅くなったり、平坦な道で転びやすくなるパーキンソン症状と繰り返す幻視があります。パーキンソン症状と幻視の語句が出てきたらレビー小体型認知症を指しています。男性の方が女性の約2倍発症しやすく、他の認知症と比べて進行が早いのが特徴です。
アルツハイマー型認知症は女性に多く、脳血管型認知症は男性に多いです。

2:認知症の人とその家族が、地域の中で本来の生活(健常だった頃)を営むために、認知症の人と家族及び地域・医療・介護の人々が目標を共有して、それを達成するための連携の仕組みになります。地域との連携、協力が大切になります。

3:1つ目は自立支援医療(精神通院)で認知症の治療にかかる医療費の自己負担分が助成されます。2つ目に精神障害者保健福祉手帳があり、国および自治体の障害者のための制度が利用することができます。3つ目は障害年金で受給要件を満たしている場合、障害を事由とした年金の給付を受けることができます。

4:登録するとメールなどで連絡が送られます。認知症のSOSネットワークとは、認知症による行方不明者を、警察だけでなく、介護事業者や地域の生活関連団体等が捜索に協力して発見しようとする仕組みです。

5:正常性水頭症は、脳せき髄液が脳の周囲や脳室内に留まってしまう状態です。髄液が貯留することにより、周りの脳を圧迫し、物忘れやトイレが間に合わないなどの症状が出ます。

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03

正解は、3・4・5です。

3の自立支援医療とは、精神疾患の治療のため通院による精神医療を継続的に要する病状にあるものに対して医療費の自己負担を軽減する制度のことであり、若年性認知症も対象とされています。

4の認知症のSOSネットワークとは、認知症による行方不明者を、警察だけでなく、介護事業者や地域の生活関連団体等が捜索に協力して発見しようとする仕組みです。

5の正常性水頭症は、脳せき髄液が脳の周囲や脳室内に留まってしまう状態です。
これにより、認知機能障害が起こることがあります。

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