ケアマネの過去問
平成29年度(第20回)
保健医療サービスの知識等 問28
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問題
ケアマネジャー試験 平成29年度(第20回) 保健医療サービスの知識等 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
循環器に関する次の記述について正しいものはどれか。3つ選べ。
- 心筋梗塞弁膜症による心不全では、呼吸困難などの呼吸器症状は出現しない。
- 心房細動は、脳梗塞の原因の一つである。
- 心筋梗塞には、発症後短時間であれば.閉塞した冠動脈の再疎通療法が適応となる場合がある。
- 不整脈は、心臓自体の異常のほか.ストレスや喫煙.睡眠不足.飲酒などで起こることもある。
- 起立性低血圧が認められた場合には、心臓の負荷を減らすため、血管拡張薬が処方される。
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この過去問の解説 (4件)
01
1:心不全を起こすと、呼吸困難の症状は出現します。その他にも、動悸・浮腫・食欲低下・尿量低下などの症状があります。
2:心原性脳梗塞というものがあり、心房細動などにより、心臓からの血栓が脳の血管を詰まらせ、脳梗塞を起こします。
3:設問に書いてある通り、そのような治療がなされることがあります。
4:設問に書いてある通りで、心疾患がない人でも、ストレスや喫煙等により、不整脈が出現することがあります。
5:起立性低血圧を起こした場合には、血圧を上昇させる必要があります。血管拡張薬は降圧薬であり、血圧を下げる作用があるため、使用は不適切です。
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02
2、適切です。心房細動により、血管内に血栓ができ、それが脳の血管に飛び、血管を詰まらせる事で脳梗塞を発症する事があります。心房細動が原因の脳梗塞は重度化する事が多いと言われているため、心房細動後は脳梗塞を起こさないように注意する必要があります。
3、適切です。発症後短時間であれば、薬によって詰まっている冠動脈の血栓を溶かし、血流を改善させる再疎通療法が適応となる場合があります。
4、適切です。設問内に挙げられている要素は、不整脈を引き起こす要因とされています。その他、糖尿病や高血圧などの基礎疾患を持っている方も、不整脈を起こしやすいと言われており注意が必要です。
5、不適切です。起立性低血圧を起こした場合は、血圧を上げる必要がありますが、設問内の血管拡張薬は血圧を下げる降圧剤のため使用してはいけません。
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03
1.心筋梗塞弁膜症による心不全では、動悸や息切れ、疲れやすい、胸痛、呼吸困難などの症状が出てきます。
2.心房細動が起こると、心臓内に血液が停滞するため血栓ができやすくなります。その結果、脳梗塞を引き起こすことがあります。
3.心筋梗塞は、発症後短時間であればあるほど再疎通療法により、治療効果が得られることがあります。
4.不整脈は、病気のほかストレスや疲れなど様々な原因で起こることがあります。
5.起立性低血圧が認められた場合には、昇圧剤が必要となりますが、血管拡張薬は血圧を下げる薬であり不適切です。
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04
1 心不全では呼吸困難、浮腫、尿量低下などが症状としてでます。
2 脳梗塞の要因の一つです。
3 心筋梗塞には、発症後短時間であれば.閉塞した冠動脈の再疎通療法が適応となる場合があります。
4 不整脈は、心臓自体の異常のほか.ストレスや喫煙.睡眠不足.飲酒などが起こる原因の一つです。
5 起立性低血圧には血管拡張薬は不適切です。
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