ケアマネの過去問
平成29年度(第20回)
保健医療サービスの知識等 問32

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

ケアマネジャー試験 平成29年度(第20回) 保健医療サービスの知識等 問32 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。
  • 老年期うつ病は、認知症と明確に区別され、認知症に移行することはない。
  • せん妄は、興奮を伴うことが多いが、活動性が低下するものもある。
  • せん妄の発症の誘因として、睡眠障害、薬剤、環境の変化などが挙げられる。
  • せん妄の治療は、誘因にかかわらず薬物治療を最優先とする。
  • 統合失調症は、軽症化したとしても、その後症状が再発することがある。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (4件)

01

正解:2、3、5です。

1:老年期うつ病と認知症は区別する必要があります。しかし、老年期うつ病により、活動性が低下したり、他者との関わりが減ったりすることにより、認知症へと移行する可能性はあります。

2:せん妄は興奮状態となる活動過剰型が多いですが、うつ状態のような活動減少型もあります。

3:設問の通りです。それ以外にも、脳梗塞や脱水、便秘なども誘因となります。

4:せん妄に関しては、その原因を取り除くと症状が見られなくなることがあります。そのため、その原因や誘因を取り除くことが優先となります。

5:設問の通りです。

参考になった数23

02

1、不適切です。老年期うつ病と認知症を明確に区別する事は難しく、人によっては両方を併発する場合もあります。

2、適切な説明です。

3、適切です。入院で一時的に環境が変化したり、薬剤の内服、睡眠障害などで意識がはっきりとしない時などが発症を誘発する要因とされています。

4、不適切です。せん妄の治療では必ずしも薬物治療を優先させる訳ではありません。せん妄の原因は様々ですので、その原因を探った上で、それに適した治療を実施します。

5、適切です。統合失調症は薬物治療等で改善したとしても再発する事があります。統合失調症は、症状を早めに見つけ、治療に繋げる事で改善する可能性が高いと言われています。

参考になった数8

03

正解は2、3、5です。
1 認知症に移行することがあります。
2 せん妄は、興背を伴うことが多いが、活動性が低下するものもあります。
3 せん妄の発症の誘因として、睡眠障害、薬剤、環境の変化などが挙げられます。
4 せん妄の誘因を明らかにし、その誘因となるものの除去を優先します。
5 統合失調症は、軽症化したとしても、その後症状が再発することがあります。

参考になった数6

04

正解は2、3、5です。

1.老年期うつ病か認知症かは専門家でも時に判断しにくいことがあります。認知症との違いは、短期記憶障害が見られないことです。
認知症に移行することもあります。

2.せん妄の症状の一つとして、情動や気分の障害があり、興奮のほか、不安、活動性の低下、攻撃的、内向的などの症状も見られます。

3.せん妄の発症の誘因としては、睡眠障害、薬剤の副作用、環境の変化によるストレスなどが考えられます。

4.せん妄の治療は、その誘因によって薬物治療や安心できる環境の調整を図ります。

5.統合失調症は、ストレスによって再発する可能性が高い病気です。

参考になった数5