ケアマネの過去問
平成29年度(第20回)
保健医療サービスの知識等 問35

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問題

ケアマネジャー試験 平成29年度(第20回) 保健医療サービスの知識等 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。
  • 在宅自己注射は、患者に代わって家族が行うことはできない。
  • 高齢者の肺炎では、食欲低下、意識障害、不穏などの症状を示すことがある。
  • 脳梗塞の予防には、血圧管理のほか、耐糖能低下、脂質異常などに留意する必要がある。
  • インフルエンザの予防接種の対象者には、寝たきりの高齢者は含まれない。
  • 敗血症の主な症状は、高熱、悪寒、ショック状態などである。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解:2、3、5です。

1:在宅自己注射は、本人だけではなく家族であれば行うことができます。その際には、医師や看護師からの指導を受ける必要があります。

2:設問の通りです。

3:脳梗塞の予防に関しては、基本的には高血圧に注意する必要があります。しかし、脳梗塞にも種類があり、アテローム血栓性脳梗塞などでは、脂質異常症や糖尿病などの生活習慣病が原因となることがあるため、これらにも注意する必要があります。

4:寝たきりの高齢者に対しても、インフルエンザの予防接種は対象です。

5:敗血症の主な症状としては、ショック・呼吸困難・乏尿・高熱・悪寒などがあります。しかし、高齢者では高熱の症状が出にくいことがあるため注意が必要です。

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02

正解は2、3、5です。

1.注射は医療行為であるため医師法に従い行われますが、在宅自己注射については、患者やその家族が医師の適切な指導管理の下に行うことは、医師法に違反しないものと解釈されます。

2.高齢者の肺炎では、食欲低下、意識障害、不穏などの症状や、疲れやすいなど肺炎とわかりにくい症状もあるため注意が必要です。

3.脳梗塞の危険因子として、糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、肥満、不整脈が挙げられます。よって選択肢のようなことに留意する必要があります。また、喫煙、飲み過ぎ、食べ過ぎ、ストレスなどの生活習慣も因子となるので留意が必要です。

4.インフルエンザの予防接種は寝たきりの高齢者も対象となります。
対象とならない人は、37.5℃以上の発熱がある人、重篤な急性疾患の人、インフルエンザに含まれる成分によってアナキラフィシーショックを起こしたことがある人などです。

5.敗血症の主な症状は、高熱、悪寒、ショック状態、全身性浮腫、手足の冷感などです。

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03

正解は2、3、5です。
1 在宅の自己注射は本人じゃなく家族でも行うことができます。
2 高齢者の肺炎では、食欲低下、意識障害、不穏などの症状を示すことがあります。
3 脳梗塞の予防には、血圧管理のほか、耐糖能低下、脂質異常などに留意する必要があります。
4 寝たきりの高齢者も対象になります。
5 敗血症の主な症状は、高熱、悪寒、ショック状態などであります。

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04

1、不適切です。注射は医療行為にあたり、基本的には医師や看護師等の医療従事者が実施できる行為ですが、医師がその必要性を認めた場合で、指導を受けた家族が実施をする事は可能です。

2、設問の通りです。

3、適切です。脳梗塞の危険因子として生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病等)があるか否かが挙げられます。そのため、血圧管理・耐糖能低下・脂質異常等に留意が必要となります。

4、不適切です。寝たきりの高齢者であっても、それだけでインフルエンザ予防接種の対象から外れる事はありません。しかし、寝たきりの高齢者であれば予防接種をした事によって逆に体調を崩してしまう可能性もあるため、不安がある場合は主治医に相談すると良いです。

5、適切です。設問にある症状以外にも頻脈や呼吸回数の増加などが見られます。症状が重症化すると死に至る事もある恐ろしい病気です。

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