ケアマネの過去問
平成29年度(第20回)
福祉サービスの知識等 問49

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問題

ケアマネジャー試験 平成29年度(第20回) 福祉サービスの知識等 問49 (訂正依頼・報告はこちら)

マクロ・ソーシャルワーク( 地域援助 )として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
  • 震災被災者に対するボランティアを組織化し、サービス提供の仕組みを構築する。
  • 地域における多様な住民の課題に応えるため、医療、保健、福祉等の専門職だけで問題解決を図る。
  • 地域で生活に困っている外国人に対して、自治体職員が個別に訪問し、相談面接を行う。
  • 小学校において、地域で生活している高齢者の方々から講話をしてもらうなどの世代問交流の機会を設ける。
  • 地域の聴覚言語障害者に対して適切に情報提供が行われるよう、要約箪記者、手話通訳者の配置などを自治体に働きかける。

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この過去問の解説 (3件)

01

マクロ・ソーシャルワークとは、地域を支援対象としています。社会資源の活性化やネットワーク作りが目的です。

選択肢1. 震災被災者に対するボランティアを組織化し、サービス提供の仕組みを構築する。

震災被災者へのボランティアを組織化し、サービスを提供することは、地域の社会資源を作っているため、マクロ・ソーシャルワークと言えます。

選択肢2. 地域における多様な住民の課題に応えるため、医療、保健、福祉等の専門職だけで問題解決を図る。

医療・保健・福祉等の専門職だけで問題解決を図ろうとすることは、他職種協働の働きであると考えられます。

選択肢3. 地域で生活に困っている外国人に対して、自治体職員が個別に訪問し、相談面接を行う。

自治体職員の個別での対応に関しては、ミクロ・ソーシャルワークにあたります。

選択肢4. 小学校において、地域で生活している高齢者の方々から講話をしてもらうなどの世代問交流の機会を設ける。

地域で生活している世代間の交流をはたらきかけることは、マクロ・ソーシャルワークと言えます。

選択肢5. 地域の聴覚言語障害者に対して適切に情報提供が行われるよう、要約箪記者、手話通訳者の配置などを自治体に働きかける。

地域の聴覚言語障害者に対して適切に情報提供が行われるよう自治体へはたらきかけることは、マクロ・ソーシャルワークと言えます。

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02

解説は以下のとおりです。

選択肢1. 震災被災者に対するボランティアを組織化し、サービス提供の仕組みを構築する。

震災被災者に対するボランティアを組織化し、サービス提供の仕組みを構築するのは適切です。

選択肢2. 地域における多様な住民の課題に応えるため、医療、保健、福祉等の専門職だけで問題解決を図る。

医療、保健、福祉等の専門職だけで問題解決を図ることは多職種連携の一部であると考えられています。

選択肢3. 地域で生活に困っている外国人に対して、自治体職員が個別に訪問し、相談面接を行う。

マクロ・ソーシャルワークではなく、ミクロ・ソーシャルワークです。

選択肢4. 小学校において、地域で生活している高齢者の方々から講話をしてもらうなどの世代問交流の機会を設ける。

小学校において、地域で生活している高齢者の方々から講話をしてもらうなどの世代問交流の機会を設けるのは適切です。

選択肢5. 地域の聴覚言語障害者に対して適切に情報提供が行われるよう、要約箪記者、手話通訳者の配置などを自治体に働きかける。

地域の聴覚言語障害者に対して適切に情報提供が行われるよう、要約箪記者、手話通訳者の配置などを自治体に働きかけるのは適切です。

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03

ソーシャルワークは、
ミクロ・ソーシャルワーク(個別援助)
メゾ・ソーシャルワーク(集団援助)
マクロ・ソーシャルワーク(地域援助) にわけることができます。

選択肢1. 震災被災者に対するボランティアを組織化し、サービス提供の仕組みを構築する。

選択肢は、マクロ・ソーシャルワークにあたる援助方法の一つです。

選択肢2. 地域における多様な住民の課題に応えるため、医療、保健、福祉等の専門職だけで問題解決を図る。

選択肢は、チームアプローチとしての働きかけの一つです。

選択肢3. 地域で生活に困っている外国人に対して、自治体職員が個別に訪問し、相談面接を行う。

選択肢は、ミクロ・ソーシャルワークにあたる援助方法の一つです。

選択肢4. 小学校において、地域で生活している高齢者の方々から講話をしてもらうなどの世代問交流の機会を設ける。

選択肢は、マクロ・ソーシャルワークにあたる援助方法の一つです。

選択肢5. 地域の聴覚言語障害者に対して適切に情報提供が行われるよう、要約箪記者、手話通訳者の配置などを自治体に働きかける。

選択肢は、マクロ・ソーシャルワークにあたる援助方法の一つです。

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