ケアマネの過去問
令和元年度(第22回 再試験)
保健医療サービスの知識等 問28
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問題
ケアマネジャー試験 令和元年度(第22回 再試験) 保健医療サービスの知識等 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
認知症について適切なものはどれか。2つ選べ。
- 中核症状には、記憶障害、見当識障害などがある。
- BPSD(認知症の行動・心理症状)の悪化要因として最も多いのは、家族の不適切な対応である。
- 認知症患者の精神科病院への措置入院は、精神保健指定医ではない主治の医師による診断のみでも、緊急時においては可能である。
- 若年性認知症患者が入院による精神医療を必要とする場合には、自立支援医療の対象となる。
- 認知症初期集中支援チームは、認知症が疑われる人や認知症の人及びその家族を複数の専門職が訪問し、アセスメント、家族支援などの初期の支援を包括的、集中的に行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.× BPSDの悪化要因は、薬剤、住環境や生活リズムの乱れ、合併症、身体的・精神的な不調、不安感など様々であり、一概に「家族の不適切な対応」が多いとは言い切れません。
3.× 措置入院は、2名以上の精神保健指定医の診断が一致した場合に、都道府県知事の決定に基づき行われます。尚、緊急措置入院の場合は、急速な入院の必要性があることを前提に、1名の精神保健指定の診断で可能です。
4.× 自立支援医療とは、何らかの精神疾患(認知症・てんかんを含む)により治療を必要とする方に、通院のための医療費の自己負担を軽減する制度のため、入院による精神医療は対象外となります。
5.○ 早期に認知症への対策・支援をするための初期の対応体制で、実施主体は市町村です。チームの設置場所は、地域包括支援センター、訪問看護ステーション、診療所等に委託することができます。
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02
1 正解です。
2 BPSDの悪化要因は、個人的なこと、医療的なこと、ケアのことなど、様々な要因が考えられます。家族の不適切な対応が多いとは、言い切れません。
3 精神科病院への措置入院は、精神保健指定医2名以上の診断がないと入院はできません。
4 自立支援医療は、精神疾患の治療を必要とする方に、通院のための医療費の自己負担を軽減する制度です。入院による精神医療は対象外となります。
5 正解です。
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03
2:× ①個人因子… 生い立ち、職歴
②環境因子… 住環境、ケアの状況等
の影響があるため誤りです
3:× 精神保健指定医2名の診断の結果が一致した場合、都道府県知事の措置入院が可能なため誤りです
4:× 統合失調症、うつ病、PTSD、てんかん、知的障害、薬物などによる急性中毒等のため誤りです
5:〇 正解です 地域包括支援センター、病院、診療所などに配置されます
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