ケアマネの過去問
令和3年度(第24回)
介護支援分野 問25
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問題
ケアマネジャー試験 令和3年度(第24回) 介護支援分野 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
夫(75歳)と二人暮らしのAさん(72歳、要介護4、パーキンソン病)について、最近、夫が「妻は他人が来ると具合が悪いふりをする」と話しており、夫による介護の仕方が乱暴になってきているようで心配だとの報告が訪問介護事業所からあった。
この場合の介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
この場合の介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
- 改めてAさんの状態についてアセスメントを行う。
- 訪問診療を行う医師に、夫に対してAさんの病状についてより詳しく説明するように依頼する。
- 市町村に虐待案件として通報する。
- 夫の介護負担について具体的に夫から話を聞く。
- 夫が自宅で介護を続けるのは難しいので、Aさんに施設入所を勧める。
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この過去問の解説 (4件)
01
正解は1.2.4です。
1.〇 生活状況に変化があった際にはアセスメントが必要です。実際に訪問して状況確認を行うことは適切な対応といえます。
2.〇 医師から家族に病状を詳しく説明してもらうことは有効といえます。パーキンソン病は症状が変化しやすい病気であるため、夫の理解が得られるとAさんへの対応も変わるかもしれません。
3.✖ 「虐待」と判断するには早すぎます。まずはアセスメントが重要です。
4.〇 家族の介護力をアセスメントすることもケアマネジメントの1つです。
5.✖ 本人、家族の意向確認をせずに、方向性をきめることはできません。
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02
解説は以下のとおりです。
適切です。Aさんの病状が進行し、夫の介護負担が大きくなっている可能性もあります。そのため、Aさんの状態について再度アセスメントを行うことは適切です。
適切です。パーキンソン病は進行する病気です。夫がAさんの病状を理解することは大切です。
不適切です。「乱暴になってきているようで心配だ」という段階ですので、虐待として通報するような状況ではないと考えられます。
適切です。二人暮らしであることからも夫の介護負担が十分に予想されます。介護負担について夫から話を聞くことを含め、夫に対するケアも大切です。
不適切です。Aさんや夫が施設入所を希望しているという話は全く出てきていません。まずはAさん、夫の状況をアセスメントすることが大切です。
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03
正解は1.2.4です。
1→事業所から「夫の介護の仕方が乱暴になってきている」と報告があった点に注目します。Aさんと夫に何かしら変化があるかもしれないので、アセスメントを行い確認するのは正しい対応です。
2→医師から家族に病状説明してもらうことは、非常に有効です。パーキンソン病は、日ごとの症状が変化しやすい病気なので、夫が理解してくれればAさんへの対応も変わるかもしれません。
4→夫がAさんの介護について、どのように感じているか確認するのは重要です。
その他の選択肢は、次の通りです。
3→今の段階で「虐待」である認定をすることはできません。もう少しAさんと夫の話を聞き、確認する必要があります。よって誤りです。
5→現段階では、Aさんや夫が施設入所を望んでいるかは不明です。意志確認をせずに、ケアについて決定するのは適切ではありません。よって誤りです。
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04
正解は1.2.4です。
夫による介護の仕方が乱暴になっている理由は以下のことが考えられます。
・Aさんの状態が悪化しているので、介護が大変になってきている
・夫の介護疲れ
夫からAさんの状況や、介護の負担は多くなっていないかなどの聞き取りを行った上で今後の対応を検討する必要があります。
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