ケアマネの過去問
令和4年度(第25回)
保健医療サービスの知識等 問10

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問題

ケアマネジャー試験 令和4年度(第25回) 保健医療サービスの知識等 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
  • 居宅介護支援事業所から病院への情報提供のため、入院時情報提供書が使われることがある。
  • エビデンスベースド・メディスン( Evidence Based Medicine:EBM )は、根拠に基づく医療のことである。
  • 介護支援専門員は、患者自身が治療法を選択する際に、第三者的な立場から助言してはならない。
  • 介護支援専門員は、退院前カンファレンスに参加することが望ましい。
  • チームアプローチでは、住民によるボランティア活動を含まない。

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この過去問の解説 (3件)

01

利用者の支援において、関係機関と連携することは欠かせません。入院時・退院時の情報提供やそれに関わる加算に関することもおさえておきましょう。

選択肢1. 居宅介護支援事業所から病院への情報提供のため、入院時情報提供書が使われることがある。

適切です。利用者のADLや生活環境などの情報を病院に伝えることは、治療や退院後に向けた支援を病院スタッフが一緒に考える上でも重要です。

選択肢2. エビデンスベースド・メディスン( Evidence Based Medicine:EBM )は、根拠に基づく医療のことである。

適切です。記述の通りです。

選択肢3. 介護支援専門員は、患者自身が治療法を選択する際に、第三者的な立場から助言してはならない。

不適切です。禁止されていません。患者自身に寄り添うことが重要です。

選択肢4. 介護支援専門員は、退院前カンファレンスに参加することが望ましい。

適切です。退院前に利用者の状況確認や医師や看護師等医療スタッフと情報を共有しておくことは退院後の生活の支援に向けて重要です。

選択肢5. チームアプローチでは、住民によるボランティア活動を含まない。

不適切です。住民によるボランティアも含めます。介護員や看護師といった専門職以外にもご近所の方などインフォーマルサービスも含めて支援を行います。

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02

介護の現場においては、正確な情報伝達やチームアプローチが非常に重要です。本問では、入院時情報提供書やエビデンスベースド・メディスン、退院前カンファレンスの重要性について問われています。

選択肢1. 居宅介護支援事業所から病院への情報提供のため、入院時情報提供書が使われることがある。

正しい。居宅介護支援事業所から病院への情報提供のため、入院時情報提供書が使われることがあります。入院時情報提供書は、入院時に患者の健康状態や医療に関する情報を提供するために使用される書類です。

選択肢2. エビデンスベースド・メディスン( Evidence Based Medicine:EBM )は、根拠に基づく医療のことである。

正しい。エビデンスベースド・メディスン(Evidence Based Medicine:EBM)は、根拠に基づく医療のことであり、医療の質を向上させるために重要な考え方です。

選択肢3. 介護支援専門員は、患者自身が治療法を選択する際に、第三者的な立場から助言してはならない。

誤り。介護支援専門員は、患者自身が治療法を選択する際に、第三者的な立場から助言することはできます。しかし、患者に対して選択を強要したり、意見を押し付けることはできません。

選択肢4. 介護支援専門員は、退院前カンファレンスに参加することが望ましい。

正しい。介護支援専門員は、退院前カンファレンスに参加することが望ましいです。退院前カンファレンスは、医療機関・介護施設・患者や家族などが参加し、退院後の生活に必要な支援やサービスを調整するための会議です。

選択肢5. チームアプローチでは、住民によるボランティア活動を含まない。

誤り。チームアプローチは、患者や家族、医療・介護スタッフなどが連携し、効果的な医療・介護サービスを提供するための手法です。ボランティア活動を含むかどうかは、状況により異なることがあります。

まとめ

介護支援事業所から病院への情報提供の際には、入院時情報提供書が使用されることがあります。また、エビデンスベースド・メディスンは、根拠に基づく医療の方法論であり、介護現場でも広く用いられています。退院前カンファレンスに参加することは望ましいとされており、多職種がチームアプローチを取ることで、患者さんや家族に対してより良い介護が提供できます。

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03

医療機関への情報提供や退院前カンファレンス等、医療機関から地域、地域から医療機関へと切れ目なく支援していく必要があります。

この問題では、医療機関と介護支援事業所との情報共有やチームアプローチについて問われています。

各選択肢については、以下のとおりです。

選択肢1. 居宅介護支援事業所から病院への情報提供のため、入院時情報提供書が使われることがある。

正しい。居宅介護支援事業所から病院への情報提供のため、入院時情報提供書が使われることがあります。入院時情報提供書には患者の基本情報や身体・生活機能の状態等が記載されます。

選択肢2. エビデンスベースド・メディスン( Evidence Based Medicine:EBM )は、根拠に基づく医療のことである。

正しい。エビデンスベースド・メディスン( Evidence Based Medicine:EBM )は、根拠に基づく医療のことを指します。

選択肢3. 介護支援専門員は、患者自身が治療法を選択する際に、第三者的な立場から助言してはならない。

誤り。介護支援専門員は、患者自身が治療法を選択する際に、第三者的な立場から助言することはできます。ただし、あくまでも助言であり、患者自身の選択を尊重し、指示などはしてはなりません。

選択肢4. 介護支援専門員は、退院前カンファレンスに参加することが望ましい。

正しい。介護支援専門員は、退院前カンファレンスに参加することが望ましいです。退院後の患者さんの生活を適切にイメージし、必要なサービスの調整を行うためにも積極的に参加すべきです。

選択肢5. チームアプローチでは、住民によるボランティア活動を含まない。

誤り。チームアプローチでは、住民によるボランティア活動を含みます。チームアプローチは多職種の専門家が協力して患者の自立した生活を目指し支援を行うことです。

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