ケアマネの過去問
令和4年度(第25回)
福祉サービスの知識等 問1

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

ケアマネジャー試験 令和4年度(第25回) 福祉サービスの知識等 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

面接場面におけるコミュニケーション技術について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
  • イラストや写真などの表現方法の利用は、クライエントを混乱させるので控える。
  • 直面化とは、クライエントが否認していることによって生じている話の矛盾点を指摘することをいう。
  • 援助者は、クライエントの主訴の把握に当たっては、言語的な手段だけでなく、非言語的な手段も用いることが望ましい。
  • 共感とは、クライエントの言動に対して、援助者自身の過去の重要な人との関係を投影することをいう。
  • クローズドクエスチョンは、明確な回答を得たいときに用いる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

クライエントからの相談内容や意見等について、傾聴と共感を行いながら、的確にニーズを把握しましょう。その際には、クローズドクエスチョンやオープンクエスチョン、非言語的コミュニケーションなども活用しましょう。

選択肢1. イラストや写真などの表現方法の利用は、クライエントを混乱させるので控える。

誤り。イラストや写真などを用いることによって、クライエントの理解を促しやすくなります。

選択肢2. 直面化とは、クライエントが否認していることによって生じている話の矛盾点を指摘することをいう。

正しい。直面化とは、クライエントが否認していることによって生じている話の矛盾点を指摘することを指します。

選択肢3. 援助者は、クライエントの主訴の把握に当たっては、言語的な手段だけでなく、非言語的な手段も用いることが望ましい。

正しい。クライエントの主訴の把握に当たっては、非言語的コミュニケーションも活用しつつ主訴をとらえるよう努めましょう。

選択肢4. 共感とは、クライエントの言動に対して、援助者自身の過去の重要な人との関係を投影することをいう。

誤り。共感とは、クライエントの言動や思いを、指摘したり、評価したりせずに、受け止め、理解することです。

選択肢5. クローズドクエスチョンは、明確な回答を得たいときに用いる。

正しい。クローズドクエスチョンは、「はい」、「いいえ」で回答できる質問で、明確な回答を得たいときに用います。

参考になった数56

02

クライエントの状況に合わせたコミュニケーションを用いることが必要です。そのためにも、技術の内容やなぜそれをその場面で使うのかということを理解しておきましょう。

選択肢1. イラストや写真などの表現方法の利用は、クライエントを混乱させるので控える。

不適切です。イラストや写真などクライエントが視覚を通して理解しやすい工夫をすることは重要です。

選択肢2. 直面化とは、クライエントが否認していることによって生じている話の矛盾点を指摘することをいう。

適切です。受容や共感も大切ですが、直面化という技術が必要な場面もあります。

選択肢3. 援助者は、クライエントの主訴の把握に当たっては、言語的な手段だけでなく、非言語的な手段も用いることが望ましい。

適切です。表出された言葉だけではなく、無言や表情を確認することもクライエントの把握につながります。

選択肢4. 共感とは、クライエントの言動に対して、援助者自身の過去の重要な人との関係を投影することをいう。

不適切です。共感とは、クライエントの考えや言動を理解し、クライエントの気持ちに寄り添うことです。

選択肢5. クローズドクエスチョンは、明確な回答を得たいときに用いる。

適切です。クローズドクエスチョンは、「はい」「いいえ」とった端的に答えられるような質問のことを言います。

参考になった数18

03

面接は、援助関係の形成、情報収集、問題解決を目的に実施されます。

選択肢1. イラストや写真などの表現方法の利用は、クライエントを混乱させるので控える。

イラストや写真などを利用することにより、

クライエントへの情報開示の際など、

理解を促す場合があります。

 

利用を控えるとはいえないと考えられます。

選択肢2. 直面化とは、クライエントが否認していることによって生じている話の矛盾点を指摘することをいう。

直面化とは、クライエントが否認していることによって生じている話の矛盾点を指摘することをいいますので、

これは適切であると考えられます。

 

課題と向き合えるよう支援することにつながります。

選択肢3. 援助者は、クライエントの主訴の把握に当たっては、言語的な手段だけでなく、非言語的な手段も用いることが望ましい。

面接においては、言語的コミュニケーションだけでなく非言語的な手段も重要であると言われています。

 

援助者は、クライエントの主訴の把握に当たっては、

言語的な手段だけでなく、非言語的な手段も重要であるといえますので、

これは適切であると考えられます。

選択肢4. 共感とは、クライエントの言動に対して、援助者自身の過去の重要な人との関係を投影することをいう。

共感とは、クライエントの感情や主張を支援者が感じ取り理解することです。

 

 

クライエントの言動に対して、

援助者自身の過去の重要な人との関係を投影することは、転移といいます。

選択肢5. クローズドクエスチョンは、明確な回答を得たいときに用いる。

クローズドクエスチョンは、

「はい」「いいえ」など一言で答えることができる質問であり、

明確な回答を得たいときに用いますので、

これは適切であると考えられます。

参考になった数0