ケアマネの過去問
令和5年度(第26回)
保健医療サービスの知識等 問2

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問題

ケアマネジャー試験 令和5年度(第26回) 保健医療サービスの知識等 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述のうち正しいものはどれか。3つ選べ。
  • 脈拍数と心拍数は、常に一致する。
  • 高体温とは、体温が36.5度以上である場合をいう。
  • 一般的に動脈壁にかかる圧力を血圧という。
  • 血圧には日内変動がある。
  • ジャパン・コーマ・スケール(JCS)は、意識レベルの評価に用いられる。

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この過去問の解説 (2件)

01

脈拍や体温、血圧、呼吸、意識レベルは、バイタルサイン(生命徴候)と呼ばれ、

全身状態や体調の変化を反映しています。

選択肢1. 脈拍数と心拍数は、常に一致する。

脈拍は、体の血管の拍動であり、心拍は心臓の拍動をさします。

 

循環血液量が減少していたり、心室に十分な血液量が充満しないまま心臓が拍動したりすると、

血管に伝わる拍動が弱くなり、脈拍として触れにくくなります。

 

この場合は、脈拍数と心拍数が一致しませんので、

脈拍数と心拍数は、常に一致するとはいえません。

選択肢2. 高体温とは、体温が36.5度以上である場合をいう。

高体温とは、何らかの理由で体温中枢の機能障害を生じ、体温が異常に上昇したものです。

 

人の平熱は36.5度程度であるといわれています。

 

また、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」では、

37.5度以上で発熱、38.0度以上で高熱と定義しています。

選択肢3. 一般的に動脈壁にかかる圧力を血圧という。

動脈壁にかかる圧力を血圧といいますので、

これは正しいと考えられます。

選択肢4. 血圧には日内変動がある。

通常、血圧は、睡眠中は低く、日中は高いといわれています。

 

血圧には日内変動があるといえますので、

これは正しいと考えられます。

選択肢5. ジャパン・コーマ・スケール(JCS)は、意識レベルの評価に用いられる。

ジャパン・コーマ・スケール(JCS)は、意識レベルの評価に用いられていますので、

これは正しいと考えられます。

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02

介護支援専門員として求められる一般的な医学知識です。特に実務において、体温・血圧・脈拍は、常に意識しながら見る必要があります。

選択肢1. 脈拍数と心拍数は、常に一致する。

不適切です。不整脈のときなど一致しないことがあります。

選択肢2. 高体温とは、体温が36.5度以上である場合をいう。

不適切です。人間は、その人や季節によって平熱が異なりますので、一概に言うことはできません。

選択肢3. 一般的に動脈壁にかかる圧力を血圧という。

適切です。記述の通りです。

選択肢4. 血圧には日内変動がある。

適切です。そのため、利用者の支援の際には、その人の血圧の変化について把握しておくことも重要です。

選択肢5. ジャパン・コーマ・スケール(JCS)は、意識レベルの評価に用いられる。

適切です。交通事故等急性期の患者の意識レベルを評価することがあります。

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