ケアマネの過去問
令和5年度(第26回)
保健医療サービスの知識等 問3

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問題

ケアマネジャー試験 令和5年度(第26回) 保健医療サービスの知識等 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

検査について適切なものはどれか。3つ選べ。
  • 腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上の場合は、メタボリックシンドロームの診断において腹部型の肥満とされる。
  • AST(GOT)は、肝臓以外の臓器の疾患でも上昇する。
  • ヘモグロビンA1cは、採血時の血糖レベルを評価するのに適している。
  • 尿検査は、尿路感染症の診断に有効である。
  • CRP(C反応性たんぱく質)は、体内で炎症が起きているときに低下する。

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この過去問の解説 (2件)

01

医療で実施される検査は、病気の診断や健康状態の確認などを行うために行われます。

選択肢1. 腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上の場合は、メタボリックシンドロームの診断において腹部型の肥満とされる。

メタボリックシンドロームの診断では、腹囲や血圧、血糖、脂質を評価します。

 

腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上の場合は、

内臓脂肪の蓄積による肥満が示唆されます。

 

内臓脂肪の蓄積による肥満は、腹部型の肥満のひとつですので、

これは適切であると考えられます。

選択肢2. AST(GOT)は、肝臓以外の臓器の疾患でも上昇する。

AST(GOT)は、肝臓の細胞に含まれる酵素のひとつです。

 

肝臓の機能を調べるために検査されますが、心筋や骨格筋にも多く含まれており、肝臓以外の臓器の疾患でも上昇することがありますので、

これは適切であると考えられます。

選択肢3. ヘモグロビンA1cは、採血時の血糖レベルを評価するのに適している。

ヘモグロビンA1cは、ヘモグロビンと結合したブドウ糖が、

体内のヘモグロビンに対しどのくらいの割合で存在しているかを示したものです。

 

採血時から1〜2ヶ月前の血糖レベルを反映するといわれています。

 

採血時の血糖レベルを評価するには、血糖値を測定します。

選択肢4. 尿検査は、尿路感染症の診断に有効である。

尿検査は、尿に含まれている成分などを調べる検査です。

 

尿路感染症の際には、尿に白血球などがみられ、診断に有効な検査といえますので、

これは適切であると考えられます。

選択肢5. CRP(C反応性たんぱく質)は、体内で炎症が起きているときに低下する。

CRP(C反応性たんぱく質)は、体内で炎症が起きているときには上昇します。

まとめ

AST(GOT)やヘモグロビンA1c、CRP(C反応性たんぱく質)は、血液検査で調べます。

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02

利用者の様子がおかしい、不調を訴える場合は、医療機関に受診を勧めます。日頃から本人の疾病を理解しておくことや医療機関との連携に努めましょう。

選択肢1. 腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上の場合は、メタボリックシンドロームの診断において腹部型の肥満とされる。

適切です。記述の数字は覚えておくようにしましょう。

選択肢2. AST(GOT)は、肝臓以外の臓器の疾患でも上昇する。

適切です。ASTは心臓や筋肉にもあります。

選択肢3. ヘモグロビンA1cは、採血時の血糖レベルを評価するのに適している。

不適切です。採血時の血糖レベルを評価するためには、血糖値の測定を行います。

選択肢4. 尿検査は、尿路感染症の診断に有効である。

適切です。記述の通りです。

選択肢5. CRP(C反応性たんぱく質)は、体内で炎症が起きているときに低下する。

不適切です。「低下」ではなく、「上昇」します。

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