ケアマネの過去問
令和5年度(第26回)
保健医療サービスの知識等 問10
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問題
ケアマネジャー試験 令和5年度(第26回) 保健医療サービスの知識等 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
高齢者の栄養・食生活について適切なものはどれか。3つ選べ。
- 低栄養状態では、筋力の低下により転倒しやすい。
- 男性では、加齢とともに低栄養傾向の者の割合は減少する。
- 骨粗鬆症予防には、アルコールを摂取することが大切である。
- 使用している薬剤によっては、摂取してはならない食品がある。
- 一方的な指導ではなく、双方向的なコミュニケーションを重視した相談の場を設ける。
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この過去問の解説 (2件)
01
各臓器の機能低下などの影響で、高齢者の中には食事量が減少し、低栄養状態になることがあります。
低栄養状態では、
タンパク質の不足から筋肉量が減少し、筋力も低下するため、転倒しやすいといえますので、
これは適切であると考えられます。
「令和元年度 国民健康・栄養調査結果の概要」によると、
65歳以上の低栄養傾向の者は、男性12.4%、女性20.7%でした。
また、85歳以上では、男性17.2%、女性27.9%であり、
性別にかかわらず加齢とともに低栄養傾向の者の割合は増加するといえます。
骨粗鬆症予防には、カルシウムのほか、タンパク質やビタミンDなどの摂取が大切です。
使用している薬剤によっては、その効果を変えてしまう場合があり、摂取してはならない食品がありますので、
これは適切であると考えられます。
一般に、栄養・食生活の指導にあたっては、一方的な指導だけではなく、
双方向的なコミュニケーションを重視した相談の場を設けることにより、それぞれの習慣や環境に応じた対応が可能となりますので、
これは適切であると考えられます。
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02
栄養状態の改善は、疾病の改善だけではなく、介護予防やQOLの向上につながります。
適切です。筋力の低下の他に、ふらつきによる転倒にも注意が必要です。
不適切です。加齢とともに低栄養傾向の者の割合は増加します。
不適切です。アルコール摂取は骨粗鬆症予防には繋がりません。
適切です。薬剤の中には、食品によって効果を強くしたり弱くしたりするものがありますので、注意が必要です。
適切です。栄養状態改善のためには、本人の嗜好や希望も伺った上で相談にのることが重要です。
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