ケアマネの過去問
令和5年度(第26回)
保健医療サービスの知識等 問12

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問題

ケアマネジャー試験 令和5年度(第26回) 保健医療サービスの知識等 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

感染症と主な感染経路の組合せについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。
  • 季節性インフルエンザ ―― 飛沫感染

  • 腸管出血性大腸菌感染症 ―― 接触感染
  • 結核 ―― 空気感染
  • 疥癬 ―― 飛沫感染
  • MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)感染症 ―― 空気感染

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この過去問の解説 (2件)

01

体の中にウイルスや細菌が感染する経路を感染経路といいます。

 

感染症は、感染源となる病原体と、宿主、感染経路の3つの要因がそろうと成立します。

選択肢1.

季節性インフルエンザ ―― 飛沫感染

季節性インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる急性呼吸器感染症です。

 

感染経路は、くしゃみや咳で飛び散った病原体が、約1メートルの範囲で人に感染させる飛沫感染ですので、

これは適切であると考えられます。

選択肢2. 腸管出血性大腸菌感染症 ―― 接触感染

腸管出血性大腸菌感染症は、腸管出血性大腸菌による消化器感染症です。

 

おもな感染経路は、

菌に汚染された飲食物を口にすることによる経口感染ですが、

皮膚や粘膜が直接触れることによる接触感染もありますので、

これは適切であると考えられます。

選択肢3. 結核 ―― 空気感染

結核は、結核菌による呼吸器感染症です。

 

感染経路は、病原体が空気中に飛び、1メートルを超えて感染させる空気感染ですので、

これは適切であると考えられます。

選択肢4. 疥癬 ―― 飛沫感染

疥癬は、ヒゼンダニというダニが皮膚に寄生することにより生じる皮膚感染症です。

 

感染経路は、主に接触感染です。

 

インフルエンザなどは飛沫感染です。

選択肢5. MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)感染症 ―― 空気感染

MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)感染症は、メチシリン耐性黄色ブドウ球による感染症で、

皮膚組織の炎症や肺炎などを引き起こします。

 

おもな感染経路は、接触感染や飛沫感染です。

 

空気感染するのは、結核や麻疹、水痘などです

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02

介護支援専門員は、さまざまな高齢者と面接等を行うことにより、知らないうちに菌を運んでしまうことがあります。感染症と感染経路について理解することで、適切な管理を行うことができます。

選択肢1.

季節性インフルエンザ ―― 飛沫感染

適切です。こまめな手洗いや予防接種を受けることが感染予防に繋がります。

選択肢2. 腸管出血性大腸菌感染症 ―― 接触感染

適切です。介護者としてはオムツ交換の際などに気をつけなければいけません。

選択肢3. 結核 ―― 空気感染

適切です。換気を行うことやマスクをすることが予防に繋がります。

選択肢4. 疥癬 ―― 飛沫感染

不適切です。肌と肌が直接触れることによって感染します。

選択肢5. MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)感染症 ―― 空気感染

不適切です。MRSA感染症は、接触感染や飛沫感染が原因として挙げられます。

参考になった数1