ケアマネの過去問
令和5年度(第26回)
福祉サービスの知識等 問2

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問題

ケアマネジャー試験 令和5年度(第26回) 福祉サービスの知識等 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

ソーシャルワークに関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。2つ選べ。
  • 個人の問題解決力や対処能力を強化する役割がある。
  • 支援の終結と事後評価の後のアフターケアが含まれる。
  • ラポールとは、特定領域の専門家から助言・指導を受けることである。
  • アドボカシーとは、クライエントが相談した機関では必要な援助ができないとき、他機関へ紹介することである。
  • 送致とは、自己の権利を表明することが困難なクライエントに代わり、援助者が代理としてその権利獲得を行うことである。

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この過去問の解説 (2件)

01

ソーシャルワークは、

人々が生活していく上での問題を解決・緩和し、質の高い生活(QOL)を支援していくことです。

選択肢1. 個人の問題解決力や対処能力を強化する役割がある。

ソーシャルワークは、個人の問題解決力や対処能力を強化する役割があるとされていますので、

これは適切であると考えられます。

選択肢2. 支援の終結と事後評価の後のアフターケアが含まれる。

支援の終結と事後評価の後のアフターケアは、ソーシャルワークの相談援助過程に含まれていますので、

これは適切であると考えられます。

選択肢3. ラポールとは、特定領域の専門家から助言・指導を受けることである。

ラポールとは、親密な人間関係や信頼関係が構築され心が通い合っている状態です。

 

特定領域の専門家から助言・指導を受けることは、コンサルテーションといいます。

選択肢4. アドボカシーとは、クライエントが相談した機関では必要な援助ができないとき、他機関へ紹介することである。

アドボカシーは、自分の意思を十分伝えることができない者にかわり、権利の擁護や主張を代弁することです。

 

クライエントが相談した機関では必要な援助ができないときに他機関へ紹介することは、リファラールといいます。

選択肢5. 送致とは、自己の権利を表明することが困難なクライエントに代わり、援助者が代理としてその権利獲得を行うことである。

送致とは、送り届けるという意味ですが、刑事関係の事件においては、

関係書類や被疑者などを捜査機関から他の担当の機関へ送ることをいいます。

 

自己の権利を表明することが困難なクライエントに代わり、

援助者が代理としてその権利獲得を行うことは、アドボカシーといいます。

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02

クライエントを支援するためには、法律等の知識習得の他に、信頼関係の構築や代弁者になるといったスキルが求められます。

選択肢1. 個人の問題解決力や対処能力を強化する役割がある。

適切です。記述内容は、ソーシャルワークにおけるエンパワメントに関する記述と考えられます。

選択肢2. 支援の終結と事後評価の後のアフターケアが含まれる。

適切です。ソーシャルワークでは、アフターケアも重要です。

選択肢3. ラポールとは、特定領域の専門家から助言・指導を受けることである。

不適切です。ラポールとは、信頼関係のことを指します。

選択肢4. アドボカシーとは、クライエントが相談した機関では必要な援助ができないとき、他機関へ紹介することである。

不適切です。アドボカシーは権利擁護のことを指します。

選択肢5. 送致とは、自己の権利を表明することが困難なクライエントに代わり、援助者が代理としてその権利獲得を行うことである。

不適切です。記述内容は、アドボカシーのことを指すと考えられます。

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