ケアマネジャー(介護支援専門員) 過去問
令和5年度(第26回)
問46 (福祉サービスの知識等 問1)
問題文
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問題
ケアマネジャー試験 令和5年度(第26回) 問46(福祉サービスの知識等 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
- 面接を行う部屋の雰囲気や相談援助者の服装などの外的条件は、円滑なコミュニケーションのために重要である。
- 相談援助者とクライエントの双方が事態を明確にしていくことが必要である。
- クライエントが長く沈黙している場合には、話し始めるまで待たなければならない。
- 面接の焦点を的確に定めることは、面接を効果的に実施する上で重要である。
- 傾聴とは、クライエントの支援計画を立てることである。
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この過去問の解説 (3件)
01
面接場面では、コミュニケーション技術を活用してクライエントの目的達成を目指します。
面接を行う部屋の雰囲気や相談援助者の服装などの外的条件は、
話しやすい雰囲気を作り、円滑なコミュニケーションのために重要であるといえますので、
これは適切であると考えられます。
面接場面では、相談援助者とクライエントの双方が事態を明確にしていくことが必要であるといえますので、
これは適切であると考えられます。
クライエントが援助へ抵抗していたり、自己理解を進めていたりするなど、
沈黙には意味があります。
面接の際には、沈黙の意味に応じた対応を行います。
迷いにより長く沈黙している場合には、
必要に応じて話し始めるまで待つことが必要な場合もあります。
面接の焦点を的確に定めることは、面接を効果的に実施する上で重要であるといえますので、
これは適切であると考えられます。
傾聴とは、クライエントの話に共感しながら真摯に支援者が耳を傾けることです。
支援計画を立てるにあたっては、面接を行い、情報収集などを行います。
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02
介護支援専門員は、考え方も感じ方もさまざまなクライエントと面接を行います。コミュニケーション技術だけではなく、面接室の雰囲気作りといった技術面以外のことにも配慮する必要があります。
適切です。クライエントが落ち着いて相談できるような雰囲気作りをすることは重要です。
適切です。クライエントも混乱している場合がありますので、事態について少しずつ整理をしていくことは重要です。
不適切です。長く沈黙している場合に待つこともありますが、状況に応じて話を促すことも重要です。
適切です。焦点を的確に定めることによって、クライエント自身も課題が何なのか明確になってくることもあります。
不適切です。傾聴とは、クライエントの話に共感しながら、よく聴くことです。
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03
面接場面では、相談援助者とクライエントとの間で信頼関係を築き、クライエントが自身の目的を達成できるように支援することが重要です。そのためには、言葉だけでなく、態度や環境づくりを含む多様なコミュニケーション技術の活用が求められます。
面接が行われる環境の雰囲気(静かで安心できる空間)や相談援助者の服装・態度・表情などの外的条件は、クライエントが安心して話せる雰囲気をつくるために非常に重要です。これらは、面接の第一印象や信頼関係の形成にも影響します。
面接は援助者が一方的に進めるのではなく、クライエントと共に問題の理解や整理を進めていく協働的なプロセスが求められます。双方で状況や感情を共有・確認しながら、問題の本質を明らかにしていくことが支援の第一歩です。
沈黙には、「考えを整理している」「感情を抑えている」「抵抗している」など様々な意味があります。必ずしも「待たなければならない」わけではなく、状況に応じて声かけや視線、姿勢などで援助者が安心感を与えることも大切です。柔軟な対応が求められます。
面接を効果的に進めるためには、話題や課題の焦点をはっきりさせることが必要不可欠です。焦点が曖昧なまま進行すると、目的がぶれたり、支援の方向性が不明確になってしまう恐れがあります
傾聴とは、クライエントの話を注意深く聞き、共感的に理解しようとする姿勢や技術を指します。支援計画の作成は、面接の一部として傾聴によって得られた情報をもとに行うものであり、傾聴=支援計画作成ではありません。
面接におけるコミュニケーションは、「言葉」だけでなく、「環境」「態度」「沈黙の扱い方」「焦点の明確化」「共感的理解」など多面的な要素から成り立っています。援助者は常に相手の立場に立ち、柔軟で意図的な関わりを行うことが求められます。
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