2級建築施工管理技士 過去問
平成29年(2017年)後期
問50 (ユニットE 問50)

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問題

2級建築施工管理技士試験 平成29年(2017年)後期 問50(ユニットE 問50) (訂正依頼・報告はこちら)

市街地における、鉄筋コンクリート造の建築物の躯体の圧砕機による地上解体工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • コンクリート片の飛散防止や騒音防止のため、防音パネルを取り付けた。
  • 最初に作業開始面の外壁を解体し、オペレーターが建物の各部材に対応できる視界を確保した。
  • 各階の解体は、外周部を先行して解体し、中央部分を最後に解体した。
  • 解体時に発生する粉じんの飛散を防止するため、充分な散水をした。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1.市街地なので周辺環境に配慮した工事を行う事が望ましいです。

2.例文の通りです。

3.外周部を先に解体すると中央部の崩落が起きる可能性があるので、中央部から解体を行います。

4.粉塵の飛散防止には散水が有効です。

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02

正解は3です。

鉄筋コンクリート造は外周部が骨組みとなります。

先に外周部を解体すると崩壊してしまいます。

1.設問の通りです。

  外周に防音パネルを設置する事により、飛散防止、騒音防止が出来ます。

2.設問の通りです。

  視界を確保する事により、安全に解体工事を進める事が出来ます。

  

3.正しくは「各階の解体は、中央部分を先行して解体し、

  外周部を最後に解体した。」となります。

4.設問の通りです。

  散水をする事により、粉塵の飛散を防止できます。

参考になった数50

03

この問題では、鉄筋コンクリート造の建物を圧砕機で解体する際の安全・施工手順に関する知識を問われています。

選択肢1. コンクリート片の飛散防止や騒音防止のため、防音パネルを取り付けた。

市街地では周囲に人や建物があるため、防音パネルや飛散防止ネットを設置して安全を確保します。

 

よって正しい記述となります。

選択肢2. 最初に作業開始面の外壁を解体し、オペレーターが建物の各部材に対応できる視界を確保した。

圧砕機操作では、視界が確保されていないと誤操作や事故につながるため、作業開始面の外壁を先に解体します。

 

よって正しい記述となります。

選択肢3. 各階の解体は、外周部を先行して解体し、中央部分を最後に解体した。

中央部分を先に解体し、外周部を最後に残す方法が安全です。

外周を先に解体すると、建物が不安定になり倒壊の危険が高まります。

 

よって誤った記述となります。

選択肢4. 解体時に発生する粉じんの飛散を防止するため、充分な散水をした。

粉じん対策として散水や吸引装置の使用は、作業員や周辺環境の安全確保に必須です。

 

よって正しい記述となります。

まとめ

市街地でのRC建物解体では、「中央から解体し、外周は最後に残す」と覚えましょう。

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