2級建築施工管理技士の過去問
平成30年(2018年)前期
1 問3
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問題
2級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年)前期 1 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
音に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 1点から球面状に広がる音源の場合、音源からの距離が2倍になると、音の強さのレベルは約6dB減少する。
- 残響時間は、室内の仕上げが同じ場合、室の容積が大きいほど長くなる。
- 同じ機械を同じ出力で2台運転した場合、1台を止めると、音の強さのレベルは約3dB減少する。
- 単層壁の透過損失は、同じ材料の場合、厚さが厚いものほど小さくなる。
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この過去問の解説 (2件)
01
2.◯ 音は、天井や壁等での吸音により減衰し、残響音はしだいに小さくなる。音源の音が鳴り止んだ時点から、音響が60dB下がるのに要する時間を残響時間という。
3.◯ 音のレベルの合成において、2音のレベルが同じ場合は、その1音のレベルに3dB加えれば良い。したがって同じ機械を同じ出力で2台運転した場合、1台を止めると、音の強さのレベルは、約3dB減少する。
4.✕ 透過損失とは、材料や構造体の遮音の程度を表す量であり、透過損失=入射音の強さ(dB)-透過音の強さ(dB)となる。よって、壁の透過損失はその値が大きいほど遮音性能がよく、単層壁の透過損失は、同じ材料の場合厚さが厚いものほど大きい。
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02
1.1点から球面状に広がる音源の場合、音源からの距離が2倍になると、音の強さのレベルは約6dB減少します。
2.残響時間は、室内の仕上げが同じ場合、発生音の大小に関わらず、室容積に比例します。
このため、室の容積が大きいほど長くなります。
3.同じ機械を同じ出力で2台運転した場合、1台を止めると、音の強さのレベルは約3dB減少します。
4.透過損失とは、壁体の遮音性を示す数値です。
単層壁の透過損失は、同じ材料の場合、重い材料を使用し、厚さが厚いものほど、また入射周波数が高いほど、透過損失の値は大きくなります。
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