2級建築施工管理技士の過去問
平成30年(2018年)前期
1 問11
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
2級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年)前期 1 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
鋼の一般的な性質に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 鋼は、弾性限度内であれば、引張荷重を取り除くと元の状態に戻る。
- 鋼の引張強さは、250~300℃程度で最大となり、それ以上の高温になると急激に低下する。
- 鋼は、炭素含有量が多くなると、破断までの伸びが大きくなる。
- 鋼のヤング係数は、約2.05×105N/mm2で、常温では鋼材の強度にかかわらずほぼ一定である。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
正解は【鋼は、炭素含有量が多くなると、破断までの伸びが大きくなる。】です。
鋼は、弾性限度内であれば、引張荷重を取り除くと元の状態に戻ります。
鋼の引張強さは、250~300℃程度で最大となり、それ以上の高温になると急激に低下します。
500℃では、常温の半分程度の強度になってしまいます。
鋼の引張り強度は、炭素含有量が0.85%程度で最大となり、それを超えた場合は引張り強度が低下します。
鋼のヤング係数は、約2.05×105N/mm2で、常温では鋼材の強度にかかわらずほぼ一定です。
参考になった数76
この解説の修正を提案する
02
正解は「鋼は、炭素含有量が多くなると、破断までの伸びが大きくなる。」です。
弾性限度とは物質が元の状態に戻れる限界の変形範囲であり、引張荷重を取り除くと元の状態に戻ります。
鋼の引張強さは250~300℃程度で最大となり、500℃で通常の1/2程度、1000℃でほぼ0となります。
鋼は炭素含有量が多くなると強度があがり、もろくなり、伸びが小さくなります。
ヤング係数はひずみ度と応力度の比例関係であり、鋼の引張強度に関係無く一定です。
参考になった数57
この解説の修正を提案する
前の問題(問10)へ
平成30年(2018年)前期問題一覧
次の問題(問12)へ