2級建築施工管理技士の過去問
平成30年(2018年)前期
3 問29

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年)前期 3 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

ガラス工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 板ガラスの切断面は、クリーンカット( クリアカット )とし、エッジ強度の低下を防いだ。
  • 不定形シーリング材構法におけるセッティングブロックは、ガラス下辺の両角の下に設置した。
  • 吹抜け部分のガラス手すりは、破損時の飛散を防ぐため、合わせガラスを使用した。
  • 網入りガラスは、線材が水分の影響により発錆するおそれがあるため、建具の下枠に水抜き孔を設けた。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は2です。

不定形シーリング材構法におけるセッティングブロックは、両側からガラス横幅の1/4の所に2ヶ所設置します。

1. 板ガラスの切断面は、傷や欠けがあると強度が低下するためクリーンカット( きれいな切断)とします。

3.吹抜け部分のガラス手すりは、破損時の飛散がない、合わせガラスを使用します。

4.網入りガラスは、線材が水分の影響により発錆するおそれがあるため、建具の下枠に径6㎜以上の水抜き孔を2ヶ所設けます。

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02

1.〇 板ガラスは切断面に割れや欠けがあると強度が落ちるので、割れや欠けのない、「クリーンカット」のものを使用します。

2.✕ 不定形シーリング材工法とは、サッシにガラスをはめ込み、隙間にシーリング材を充填して仕上げる工法です。
サッシにガラスをはめ込む際、サッシとガラスが直接触れると、ガラスがサッシの動きに追従できずに破損しやすいのでサッシとガラスの間にセッティングブロックと呼ばれる部材を挟みます。
このセッティングブロックは、両サイドからガラス横幅の1/4の位置に、2箇所入れるのが一般的です。
ガラス工事では、この他にグレイジングガスケット工法も多く用いられています。

3.〇 吹き抜け部分のガラス手すりは、破損時にガラスが飛散するのを防ぐため、合わせガラスを使用します。
合わせガラスとは、複数枚のガラスの間に中間膜を挟み込み、破損しても飛散しにくくしたガラスのことです。

4○ 網入りガラスは線材が長時間水に触れると錆が発生します。
水が入っても速やかに排水できるよう、サッシ下枠に水抜穴を設けます。

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