2級建築施工管理技士の過去問
平成30年(2018年)前期
4 問33

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年)前期 4 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

工事に先立ち行う事前調査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 既製杭の打込みが予定されているため、近接する工作物や舗装の現況の調査を行うこととした。
  • 掘削中に地下水を揚水するため、周辺の井戸の使用状況の調査を行うこととした。
  • 工事予定の建物による電波障害に関する調査は済んでいたため、タワークレーン設置による影響の確認を省いた。
  • 工事用車両の敷地までの通行経路において、大型車両の通行規制の調査を行い、資材輸送の制約を確認した。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は3です。

タワークレーン設置に伴い、クレーンが建物へ干渉しないよう計画、調査する必要があります。これは電波障害調査とは別の調査です。

1.施工や近隣への影響を考慮し、既製杭の打込み前には近接する工作物や舗装の現況の調査が必要です。

2.地下水の揚水に伴う、周辺井戸の井戸枯れを考慮し、周辺井戸の使用状況を調査する必要があります。

4.工事用車両の敷地までの通行経路は、大型車両の通行規制の調査を行い、資材輸送の制約を確認する必要があります。

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02

1.〇 既成杭打ち込みの予定がある場合、近隣建物や舗装状況の調査を行います。
既成杭打ち込みの振動で近隣建物外壁にクラック(ひび割れ)が出来たり、舗装に悪影響が出たりすることがあるためです。

2.〇 掘削中、地下水を汲み上げると、近隣の井戸水が枯れてしまうことがあります。
事前に井戸水の使用状況を調査しましょう。

3.✕ 工事予定の建物による電波障害とタワークレーン設置による影響は別問題です。
それぞれしっかりと調査する必要があります。

4.〇 工事用の大型車両が敷地内まで通行できるかどうかの検討は大変重要です。
近隣の交通規制等により必要な工事車両が通行できない場合、事前に道路管理者と協議するなど、対策が必要になります。

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