2級建築施工管理技士の過去問
平成30年(2018年)前期
3 問32
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問題
2級 建築施工管理技術検定試験 平成30年(2018年)前期 3 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
内部仕上げの改修工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- コンクリート壁下地に塗られたモルタルは、一部軽微な浮きが認められたので、アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法で補修した。
- 新たに張るタイルカーペット用の接着剤は、粘着はく離( ピールアップ )形をカーペット裏の全面に塗布した。
- 軽量鉄骨天井下地において、新たに設ける吊りボルト用のアンカーとして、あと施工の金属拡張アンカーを用いた。
- 軽量鉄骨壁下地において、新たに設ける下地材の高速カッターによる切断面には、鉛の犠牲防食作用が期待できるので、錆止め塗装を行わなかった。
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この過去問の解説 (2件)
01
接着剤はカーペット裏でなく、下地全面に塗布します。
1.コンクリート壁下地に塗られたモルタルの軽微な浮きはアンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法で補修します。
3.軽量鉄骨天井下地の吊りボルト用のアンカーとして、あと施工の金属拡張アンカーを用いることができます。
4.高速カッターによる切断面には電気化学的な鉛の犠牲防食作用が期待出来るため、錆止め塗装は不要です。
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02
浮きの範囲はテストハンマーを用いて確認します。
軽微な浮きであれば、この方法が採用されます。
2.✕ ピールアップは、ズレに強い接着剤なのでタイルカーペットの施工に適しています。
通常は床面に接着剤を塗布し、施工します。
3.〇 金属拡張アンカーとは、コンクリート下地に打ち込んだアンカーが、コンクリート内で拡張し、接着剤等を使用しなくてもしっかりと固定されるアンカーです。
新たに設ける吊りボルト用のアンカーに用いることができます。
4.〇 犠牲防食とは、金属製品に施されたメッキが犠牲になることで、内部金属を錆から守る作用のことです。
軽量鉄骨下地材の切断面には鉛の犠牲防食作用が期待できると判断されるのが一般的です。
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